Dahlia's book log だりあの本棚

読書で得た喜びをここに記録として残します。 こんな本を読みましたという備忘録として。

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#900 辛いこと、悲しい記憶を心の中に閉じ込めた男の話~「夜叉萬同心 4」

『夜叉萬同心 4』辻堂魁 著 思い出の深くにいる祖父と妻。 夜叉萬同心 藍より出でて (光文社文庫 つ 15-10 光文社時代小説文庫 夜叉萬同心) 作者:辻堂魁 光文社 Amazon 低気圧のせいか体調があまりよろしくない。加えて花粉も盛大に飛び始めており、肌のあち…

#897 山の神聖さを見て生きる~「夜叉萬同心 3」

『夜叉萬同心 3』辻堂魁 著 澄んだ空気を纏う者。 夜叉萬同心 親子坂 (光文社文庫 つ 15-9 光文社時代小説文庫 夜叉萬同心) 作者:辻堂魁 光文社 Amazon そろそろ来るかなと思ってはいたが、3月に入った途端に花粉が押し寄せてきた。私の症状は鼻と肌への炎症…

#896 濃くて甘くて。~「夜叉萬同心 2」

『夜叉萬同心 2』辻堂魁 著 ビターチョコも加えたい。 夜叉萬同心 冥途の別れ橋 (光文社文庫 つ 15-8 光文社時代小説文庫 夜叉萬同心) 作者:辻堂魁 光文社 Amazon 昨年退社した同僚は1年ほど自由を満喫中で退社後は旅を楽しんでいる。旅から戻る旅に連絡をく…

#894 日本酒よりはウイスキー片手に読め!的な時代小説~「夜叉萬同心 冬かげろう」

『夜叉萬同心 冬かげろう』辻堂 魁 著 シリーズ1作目。 夜叉萬同心 冬かげろう (光文社文庫) 作者:辻堂 魁 光文社 Amazon 余りの風の音に夜何度か目が覚めてしまった。しかも寒い。満足な睡眠時間というのは人によって大きく差があると思われる。私の場合ベ…

#868 雪の結晶のようなデリケートさ~「雪の下のクオリア」

『雪の下のクオリア』紀伊カンナ 著 デリケートな雪の世界。 雪の下のクオリア (HertZ&CRAFT) 作者:紀伊カンナ 大洋図書 Amazon 引き続き北国におります。冬靴選びに失敗したというか、国内だから大丈夫と安心しきって予備の靴を持参せずに家を出てしまった…

#803 妖談終わり! ~「妖談うつろ舟」

『妖談うつろ舟』風野真知雄 著 最終話。 妖談うつろ舟 耳袋秘帖 耳袋秘帖 妖談 (文春文庫) 作者:風野真知雄 文藝春秋 Amazon この頃読んでいる耳袋シリーズの妖談編もこれで最後。 ここに来て、少し西洋の要素が入ってきた。今、根岸肥前守が奉行を務める南…

#800 雨が降ったら必ず傘をさす派です~「妖談ひときり傘」

『妖談ひときり傘』風野真知雄 著 鮮やかな傘の花。 妖談ひときり傘 耳袋秘帖 耳袋秘帖 妖談 (文春文庫) 作者:風野真知雄 文藝春秋 Amazon やっとあれこれが追いつき始めている感じ。とはいえ、体はまだまだ疲れが抜けず、家に帰ってからもエアコン生活が続…

#797 謎かけが一まわり大きくなってきました~「妖談へらへら月」

『妖談へらへら月』風野真知雄 著 笑う月。 妖談へらへら月 耳袋秘帖 耳袋秘帖 妖談 (文春文庫) 作者:風野 真知雄 文藝春秋 Amazon この頃読んでいるシリーズもの。 妖談シリーズも残すところあと数冊。今回もまたタイトルから推測もできないようなお話であ…

#794 捕り物だけど純愛~『妖談さかさ仏』

『妖怪さかさ仏』風野真知雄 著 耳袋シリーズ。 妖談さかさ仏 耳袋秘帖 耳袋秘帖 妖談 (文春文庫) 作者:風野 真知雄 文藝春秋 Amazon この頃読んでいるシリーズものの続き。 今回は仏が逆さになっているという。 ところで、この間「国によって怪談にも差があ…

#791 はしを渡るべからず~「妖怪しにん橋」

『妖談しにん橋』風野真知雄 著 不思議な橋。 妖談しにん橋 耳袋秘帖 耳袋秘帖 妖談 (文春文庫) 作者:風野 真知雄 文藝春秋 Amazon 東南アジアの滞在中にのど風邪をひいてしまい、帰国後も咳止めの薬が欠かせない。熱も無く咳だけだが、まだまだコロナの疑い…

#776 タイトルがストレートすぎて妄想が暴走です~「妖談かみそり尼」

『妖談かみそり尼』風野真知雄 著 耳袋妖談シリーズ第2弾。 妖談かみそり尼 (文春文庫) 作者:風野 真知雄 文藝春秋 Amazon やっとこれで海外出張中の読書記録、最後の一巻となる。数週間前の話だと言うのにもっともっと前の出来事のような気がするのはなぜだ…

#775 怪談といえば猫?~「妖怪うしろ猫」

『妖怪うしろ猫』風野真知雄 著 耳袋妖談シリーズ1冊目。 妖談うしろ猫 耳袋秘帖 耳袋秘帖 妖談 (文春文庫) 作者:風野 真知雄 文藝春秋 Amazon お盆真っ盛り。本日は日本の平和について考える日でもある。 今年のお盆は久々に実家に帰った方も多いことだろう…

#766 幻に名前を付けると「怪」となる~「四谷怪獣殺人事件」

『四谷怪獣殺人事件』風野真知雄 著 耳袋秘帖シリーズ第17弾。 四谷怪獣殺人事件 耳袋秘帖 (文春文庫) 作者:風野真知雄 文藝春秋 Amazon 今回の出張は、途中で一度乗り換えがあった。深夜に日本を出発し、早朝経由地に到着する。そこで3時間ほどを過ごし、目…

#762 ググるとパレードの様子がでます~「湯島金魚殺人事件 耳袋秘帖」

『湯島金魚殺人事件 耳袋秘帖』風野真知雄 著 第15弾。 湯島金魚殺人事件 耳袋秘帖 (文春文庫) 作者:風野真知雄 文藝春秋 Amazon この頃読んでいるシリーズ。 木場から湯島へ。タイトルにある金魚と聞いて思い出すのはお祭りの縁日だ。金魚すくい、実は一度…

#751 今年読んだ中で一番感動した作品(マンガ)~『用九商店1~5』

『用九商店1~5』ルアン・グアンミン 著 今年読んだ本No.1です。 用九商店(1) (路草コミックス) 作者:ルアン・グアンミン トゥーヴァージンズ Amazon 雨の朝です。今、ものすごく時間に追われる日々にあり、逃げ場は「これが終わったら旅がしたい」と妄…

#741 祭が戻ってきましたね~「谷中黒猫殺人事件 耳袋秘帖」

『谷中黒猫殺人事件 耳袋秘帖』風野真知雄 著 シリーズ5冊目。 谷中黒猫殺人事件 耳袋秘帖 (文春文庫) 作者:風野 真知雄 文藝春秋 Amazon この頃読んでいるシリーズもの。八丁堀→浅草→深川→谷中でシリーズ5冊目となる。 この頃は観光客の往来もコロナ以前に…

#679 上野と言えば?~「夢見る帝国図書館」

『夢見る帝国図書館』中島京子 著 図書館について書こう。 夢見る帝国図書館 (文春文庫) 作者:中島 京子 文藝春秋 Amazon 2週間に渡る旧正月ラッシュは土曜日に終了。昨日は久々に家でゆっくり過ごそうと決めていたのだが、気が張っていたのが急に緩んだせい…

#663 いつかは陽が ~「余寒の雪」

『余寒の雪』宇江佐真理 著 短編集。 余寒の雪 (文春文庫) 作者:宇江佐 真理 文藝春秋 Amazon このお正月休み、ネット絶ちすることにした。年始は特にうっかりするとキッチン用品の専門店をチェックしてしまったりと物欲を刺激されることが多い。これ以上物…

#642 例年より暖かい気がしますね~「雪まろげ」

『雪まろげ』宇江佐真理 著 古手屋へ届けられた赤子。 雪まろげ: 古手屋喜十 為事覚え (新潮文庫) 作者:真理, 宇江佐 新潮社 Amazon 気が付くとAmazonで最大50%還元のイベントが開催されていた。15日までとのことで慌ててギフトカードを購入して23年上半期…

#641 食を巡る旅 in ヨーロッパ(40年前)~「ヨーロッパ横丁たべあるき」

『ヨーロッパ横丁たべあるき』田辺聖子 著 昭和半ばに歩く、イタリア、スペイン、フランスの旅。 ヨーロッパ横丁たべあるき (文春文庫) 作者:田辺 聖子 文藝春秋 Amazon 最近知った野菜に「ラディッキオタルティーボ」というものがある。イタリアンのメイン…

#622 カラー版の迫力~「有閑倶楽部 カラー版 1巻」

『有閑倶楽部 カラー版 1巻』一条ゆかり 著 カラーです。 有閑倶楽部 カラー版 1 (りぼんマスコットコミックスDIGITAL) 作者:一条ゆかり 集英社 Amazon 寒暖差アレルギーについて調べていたら、どうやら自律神経が影響しているとのことなので食と運動で整え…

#553 やっぱり映像化されていましたか~「闇の狩人 (下)」

『闇の狩人 (下)』池波正太郎 著 弥太郎の過去。 闇の狩人(下) (角川文庫) 作者:池波 正太郎 KADOKAWA Amazon 本日よりまたまた地方へ。この大雨で飛行機が飛ぶかどうかが心配なのだが、今のところ変更情報も届いていないのできっと定刻通りに出発できる…

#548 ストーリーが力強い!~「闇の狩人(上)」

『闇の狩人(上)』池波正太郎 著 謎の剣客と大泥棒。 闇の狩人(上) (角川文庫) 作者:池波 正太郎 KADOKAWA Amazon 今週よりまたまた別の所に出張に出ている。空港に到着した時から圧倒されるような風景を楽しんでいたのだが、今朝は結構本降りで「しまっ…

#536 はっきりな物言いが逆にほっこりでした~「藪医 ふらここ堂」

『藪医 ふらここ堂』朝井まかて 著 藪か名医か。 藪医 ふらここ堂 (講談社文庫) 作者:朝井まかて 講談社 Amazon 今週はとある町でお仕事中なのだが、今回うっかり紅茶を持参し忘れてしまい1週間の脱ミルクティー生活を送っている。あと1日なのでがんばろう…

#486 「意識の流れ」の江戸版?~「夜叉桜」

『夜叉桜』あさのあつこ 著 遠野屋の周辺でまた事件が。 夜叉桜 (光文社時代小説文庫) 作者:あさの あつこ 光文社 Amazon この間から読み始めた弥勒の月シリーズの2冊目。 2巻目も表紙のデザインがものすごく美しい。今回も同心の木暮信次郎は伊佐治親分と一…

#476 肩こりも治って痩せれたら最高!~「やせたい」なんてひと言もいってないのにやせた1分ねじれ筋のばし

『「やせたい」なんてひと言もいってないのにやせた1分ねじれ筋のばし』今村匡子 著 ストレッチ。 「やせたい」なんてひと言もいってないのにやせた1分ねじれ筋のばし 作者:今村 匡子 サンマーク出版 Amazon 肩こりがひどい。整体に通っていたのだが、コロ…

#445 粋な姉妹の江戸の話 ~「世直し小町りんりん」

『世直し小町りんりん』西條奈加 著 女性が活躍する江戸の話。 世直し小町りんりん (講談社文庫) 作者:西條 奈加 講談社 Amazon 今年も江戸に浸る予定。去年のブラックフライデーの時、西條奈加さんの小説をいくつか購入した。一番最初に読んだ本がお菓子の…

#435 野菜の加工に瓶づめ!~「谷中びんづめカフェ竹善 1」

『谷中びんづめカフェ竹善 1』竹岡葉月 著 谷中にすむイギリス人のつくる瓶詰料理。 谷中びんづめカフェ竹善 猫とジャムとあなたの話 (集英社オレンジ文庫) 作者:竹岡 葉月 集英社 Amazon タイトルに惹かれて購入。瓶詰と言われて最初に頭に浮かぶのはジャ…

#360 昔の旅行記を読んでみました~「よい旅を、アジア」

『よい旅を、アジア』岸本葉子 著 20世紀末のアジアの旅。 よい旅を、アジア (講談社文庫) 作者:岸本葉子 講談社 Amazon 随分昔のことで覚えている人はほぼいないに等しいと思うけれど、10年ほど前、モスバーガーに玄米フレークシェークというのがあった。夏…

#321 インド、深いです。ヨガもアーユルヴェーダもチャクラも神話もみんな繋がってるんですね!

『ヨガのポーズの意味と理論がわかる本』西川眞知子 著 45のポーズの意味を掘り下げる。 ヨガのポーズの意味と理論がわかる本 ~ヨガの古典とインド哲学に学ぶチャクラ理論とアーユルヴェーダ~ 作者:西川 眞知子 マイナビ出版 Amazon 「日常にヨガを!」気分…