Dahlia's book log だりあの本棚

読書で得た喜びをここに記録として残します。 こんな本を読みましたという備忘録として。

#622 カラー版の迫力~「有閑倶楽部 カラー版 1巻」

有閑倶楽部 カラー版 1巻』一条ゆかり 著

カラーです。

 

寒暖差アレルギーについて調べていたら、どうやら自律神経が影響しているとのことなので食と運動で整えたい。運動はいつもより一駅多く歩くことから始めることにした。食って何がいいのかな?と続けてググると甘酒が良いとのことだ。

 

私は甘酒は2種に分類されると思っているのだが、一つは米麹を使って発酵させるもの、もう一つは日本酒の酒粕を溶かすものだ。私は後者が好きで、前者はその甘さが結構苦手で滅多に口にすることはない。

 

酒粕は近くのスーパーでも手に入るし、もちろんネットでも手に入る。お気に入りの日本酒があるならば、その酒粕をゲットするのも良いだろう。酒粕もこれまた2種あると思っていて、一つは板状に乾燥されているもの。もう一つは生のものだ。私はいつも近所のスーパーで手に入る八海山の酒粕で作ることが多い。お砂糖は入れず、お湯に酒粕を溶かし、最後に塩と生姜を入れるだけ。今年もそろそろ酒粕買っておかなくてはなーと思っていた時、急に本書のことを思い出した。

 

初めて本書を読んだのは、友人の家に行った時のことで、りぼんから出ているコミックスをお借りして読んだはず。面白かったので自分でも購入したところまでは記憶があるのだが、今でも実家にあるのだろうか。

 

さて、どうして甘酒から本書へと連想が働いたかというと、それは登場人物の名前にある。有閑倶楽部は聖プレジデント学園という超超超VIPのご子息が通う高校で、その生徒会を牛耳っている6名が主人公である。その生徒会、別名が有閑倶楽部で暇を持て余した生徒会役員が日々集う。

 

1人スウェーデン大使のご子息がいるが、その他5名の主人公は皆日本酒に縁のある苗字だ。

菊正宗、松竹梅、黄桜、白鹿、剣菱、そしてグランマニエもお酒の銘柄。

 

とにかくお金を持っているだけではなくて、6人合わせると文武両道、高校生にして世界を動かしてしまうほどのすごさがある。毎回大事件になるのだが、それがすべて桁外れでものすごくワクワクだ。

 

一番のお金持ちは剣菱で、娘の悠理のとびぬけた運動神経がまた読み甲斐があるのだが、今まで読んできた白黒とは違いカラーだと迫力が増してより一層面白い。

 

久々に読んだ本作だが、カラーとなったことで別の作品を読んでいるような新たな気持ちになる。カラー版、試しにまず1冊目だけを購入してみたのだが、全作欲しくなってきた。今回はKindle版を読んでみたが、紙版で欲しい気分だ。

 

こういう名作、手元に揃えていきたい。