Dahlia's book log だりあの本棚

読書で得た喜びをここに記録として残します。 こんな本を読みましたという備忘録として。

文学

#515 へその緒のぬくもり~「つるかめ助産院」

『つるかめ助産院』小川糸 著 南の島でのこと。 つるかめ助産院 (集英社文庫) 作者:小川糸 集英社 Amazon 何とも言えない温かさが続いているが、それも今日までのことらしい。今週はあちこち移動しており、春らしさと夏らしさの両方を満喫している。 さて、…

#514 Iターンもいいな~「海がみえる家 それから」

『海がみえる家 それから』はらだみずき 著 南房総での生活の続き。 海が見える家 それから (小学館文庫) 作者:みずき, はらだ 小学館 Amazon 4月に入り、外出というか出張が増え始めた。移動時間が増えると本を読む時間も増えるのでありがたく読書に没頭し…

#513 すっかり初夏のようなお天気ですが~「雷桜」

『雷桜』宇江佐真理 著 山に生きた娘と城に生きる殿の人生。 雷桜 (角川文庫) 作者:宇江佐 真理 KADOKAWA Amazon 東京の桜は見ごろを終えたが、散る姿も美しかった。というより週末は夏のような陽気でそろそろ衣替えかなーと季節の移り変わりを楽しんでいる…

#512 江戸料理のあたたかさ~「まんぷく旅籠 朝日屋2」

『まんぷく旅籠 朝日屋2』高田在子 著 朝日屋に人が集まり始める。 まんぷく旅籠 朝日屋-なんきん餡と三角卵焼き (中公文庫 た 94-2 まんぷく旅籠朝日屋) 作者:高田 在子 中央公論新社 Amazon 読みながら、「これは一体…」と疑問を持ちつつも一先ず最後まで…

#511 読む順番、間違えました!~「まんぷく旅籠 朝日屋 1」

『まんぷく旅籠 朝日屋 1』高田在子 著 ちはるの新しい生き方。 まんぷく旅籠 朝日屋-ぱりとろ秋の包み揚げ (中公文庫 (た94-1)) 作者:高田 在子 中央公論新社 Amazon 小春日和が続いている今日この頃、温かさにぼーっとしてしまったのか本を読む順番を間違…

#510 ゴールデンウィークのことしか考えられません!~「海が見える家」

『海が見える家』はらだみずき著 長く疎遠であった父が暮らした街のこと。 海が見える家 (小学館文庫) 作者:はらだみずき 小学館 Amazon 4月になり街にはフレッシャーズが溢れているというのに、私はといえば月末のゴールデンウィークが待ち遠しくて仕方がな…

#509 久々に面白いファンタジーに出会いました~「雲神様の箱」

『雲神様の箱』円堂豆子 著 土雲の一族の神秘。 雲神様の箱 (角川文庫) 作者:円堂 豆子 KADOKAWA Amazon Kindle内にある未読本の中には1巻を買ってみて面白かったら続きを読もうとバラバラとシリーズの1作目だけが存在している。とにかく目についた作品から…

#508 読書のお供に和菓子が欲しい!~「お江戸甘味処 谷中はつねや 3」

『思い出菓子市』倉阪鬼一郎 著 次はお菓子市。 思い出菓子市 お江戸甘味処 谷中はつねや (幻冬舎時代小説文庫) 作者:倉阪 鬼一郎 幻冬舎 Amazon 週休3日制にならんかな、と淡い夢を抱いている今日この頃。たった2日の休みでは家のことをやっているだけであ…

#507 浅草も今は桜の時期ですね~「江戸は浅草 4」

『江戸は浅草 4』知野みさき 著 六軒長屋の真一郎の活躍。 江戸は浅草4 冬青灯籠 (講談社文庫) 作者:知野 みさき 講談社 Amazon 2022年春の新年度のはじまり、早いものです。あいにくの雨でスタートとなった関東だが、桜は満開。よき1年となりますように。 …

#506 オーブンとかカフェとか~「お江戸甘味処 谷中はつねや 2」

『腕くらべ』倉阪鬼一郎 著 はつねや、2巻目。 腕くらべ お江戸甘味処 谷中はつねや (幻冬舎時代小説文庫) 作者:倉阪鬼一郎 幻冬舎 Amazon 年度末の最終日。蔓延防止対策が明け、街に人も増え始めているところをみると、在宅勤務から通常勤務となった人も多…

#505 金太と銀太の友情~「本所おけら長屋18」

『本所おけら長屋 18』畠山健二 著 今回もとにかく面白い! 本所おけら長屋(十八) (PHP文芸文庫) 作者:畠山 健二 PHP研究所 Amazon ああ、やっとこの時期が来ましたね。この頃続編が出ることを楽しみに待っている作品がいくつかあるが、本シリーズもそのうち…

#504 太古の書を読みたくなります~「神様の御用人6」

『神様の御用人 6』浅葉なつ 著 穂乃香の兄、登場。 神様の御用人6 (メディアワークス文庫) 作者:浅葉 なつ KADOKAWA Amazon 都内は桜が満開で、家の近くの人気スペースもこれから人で賑わうことだろう。とはいえ、感染者増加のニュースもあるので気を付け…

#502 地域に根差した百貨店~「幸腹な百貨店」

『幸腹な百貨店』秋川滝美 著 地方百貨店と街の復興のお話。 幸腹な百貨店 (講談社文庫) 作者:秋川 滝美 講談社 Amazon 蔓防も明け、年度末らしい忙しさとなって来た。都内の桜もそろそろ咲きほこる時期、早く落ち着いてゆっくり春を楽しみたい。 さて、著者…

#501 古事記のメジャーどころが数々登場~「神様の御用人 5」

『神様の御用人 5』浅葉なつ 著 有名どころの神様がたくさん。 神様の御用人5 (メディアワークス文庫) 作者:浅葉 なつ KADOKAWA Amazon やっぱり雨が降るとどうも頭が痛い。これも低気圧のせいだろうか。 この頃民俗学がテーマの本を続けて読み、そういえば…

#500 民俗学、再び~ 「鬼棲む国、出雲 古事記異聞」

『鬼棲む国、出雲 古事記異聞』高田崇史 著 鬼棲む国、出雲 古事記異聞 (講談社文庫) 作者:高田 崇史 講談社 Amazon 昨日の寒さのせいか頭痛が抜けない。今年に入り急に低気圧の影響をもろに感じるようになってきているのはなぜだろう。しかし、低気圧による…

#498 週休3日だったらいいのに ~「地に巣くう」

『地に巣くう』あさのあつこ 著 弥勒の月シリーズ、第6弾。 地に巣くう (光文社時代小説文庫) 作者:あつこ, あさの 光文社 Amazon このところ続けて読んでいる本作、やっと6弾目までを読み終えた。 本作は同心である信次郎が中心となっている。信次郎が常に…

#496 これからは民俗学の出番です ~「始まりの木」

『始まりの木』夏川草介 著 民俗学について。 始まりの木 作者:草介, 夏川 小学館 Amazon 昨夜の地震、皆様がご無事でいらっしゃることをお祈りしています。 私の住む地域は都内でも比較的揺れが少ないようで、キッチンのものが少しカタカタ揺れる音が聞こえ…

#495 見通す力が熱い!~「冬天の昴」

『冬天の昴』あさのあつこ 著 蜘蛛の巣のように絡まった事件を解く。 冬天の昴 (光文社時代小説文庫) 作者:あつこ, あさの 光文社 Amazon すっかり春めいた都内、日中はコートもいらない陽気だ。とはいえ、肌は痒いし鼻はムズムズ。 最近読んでいるこちら、…

#494 親分、旅にでる!~「東雲の途」

『東雲の途』あさのあつこ 著 遠野屋の生まれ故郷は何処。 東雲の途 (光文社時代小説文庫) 作者:あさの あつこ 光文社 Amazon このところ楽しく読んでいる弥勒の月シリーズ。本書は第4弾目。 独特な鋭さと直感で事件を視る同心、木暮信次郎とその叡智に魅せ…

#492 運の貯め方、使い方 ~「運転者」

『運転者』喜多川泰 著 不思議なタクシーの話。 運転者 未来を変える過去からの使者 作者:喜多川泰 ディスカヴァー・トゥエンティワン Amazon 今朝のニュースを見ていたら、都内の桜の開花予想日がなんと来週末とのことだった。1年開けたばかりと思っていた…

#489 直感と洞察力が研ぎ澄まされるようです~「木練柿」

『木練柿』あさのあつこ 著 弥勒の月シリーズ、第3弾。 木練柿 (光文社時代小説文庫) 作者:あさの あつこ 光文社 Amazon 3月に入り、外国人の入国緩和が実施されることになった。本当に本当に本当に!来日の必要がある方には一日も早く入国頂きたいところだ…

#488 そうか、すり抜けちゃいますよね!~「浮遊霊ブラジル」

『浮遊霊ブラジル』津村記久子 著 短編7篇。 浮遊霊ブラジル (文春文庫) 作者:記久子, 津村 文藝春秋 Amazon 3月最初の週末、東京は青空に恵まれ春めいた陽気だった。季節が変わり始めたなと感じるとなぜか聴きたくなる音楽にも変化がでる。ここ数年は春が近…

#487 日記のような昔の日々~「彼女の家計簿」

『彼女の家計簿』原田ひ香 著 昭和時代に綴られた家計簿。 彼女の家計簿 (光文社文庫) 作者:原田 ひ香 光文社 Amazon 以前によんだ著者の本はお金の使い方に関する小説だった。 こちらが大変ためになり、お金の使い方について考える良い機会を与えて頂いたこ…

#486 「意識の流れ」の江戸版?~「夜叉桜」

『夜叉桜』あさのあつこ 著 遠野屋の周辺でまた事件が。 夜叉桜 (光文社時代小説文庫) 作者:あさの あつこ 光文社 Amazon この間から読み始めた弥勒の月シリーズの2冊目。 2巻目も表紙のデザインがものすごく美しい。今回も同心の木暮信次郎は伊佐治親分と一…

#483 日本の商いに見る思い~ 「あきない世傳 金と銀12」

『あきない世傳 金と銀 12』高田郁 著 江戸本店の新たな歩み。 あきない世傳 金と銀(十二) 出帆篇 (ハルキ文庫 た 19-27 時代小説文庫) 作者:高田 郁 角川春樹事務所 Amazon 週末、いきなり春めいた天気となり少し心が明るくなる。とはいえ、この暖かさはア…

#480 今年も夏冬、期待してます! ~「またあおう」

『またあおう』畠中恵 著 しゃばけ外伝。 またあおう(新潮文庫) 作者:畠中恵 新潮社 Amazon そろそろ3月も目の前だというのにまだまだ寒い。それでも東京は日中10度くらいまで気温があがるし、凍えるほどではない。今年に入り雪害のニュースが多いが、これ…

#479 驚愕の重低感でした~「弥勒の月」

『弥勒の月』あさのあつこ 著 若い同心木暮信次郎と先代から木暮家に仕える伊佐治。 弥勒(みろく)の月 「弥勒」シリーズ (光文社文庫) 作者:あさの あつこ 光文社 Amazon またAmazonにてキャンペーンが繰り広げられており、ついうっかり密林探索に出たい気…

#478 同心と与力、また一つ学びました ~「いわいごと」

『いわいごと』畠中恵 著 麻之助のやもめ生活はどうなる。 いわいごと 作者:畠中 恵 文藝春秋 Amazon 週末、読書環境について考えた。相変わらず未読の本は山積みだし、断捨離で増えたスペースが広がったわけでもない。が、どのような生活をするかだけは事前…

#470 がんばりどころなので~「下り酒一番 4」

『下り酒一番 4』千野隆司 著 卯吉、江戸の酒問屋を盛り上げる。 大酒の合戦 下り酒一番(四) (講談社文庫) 作者:千野 隆司 講談社 Amazon 今週は金曜日がお休みなので気持ち的にがんばれそう!と思っていたのだが、やっぱり考えが甘かった。どうも辛抱が効…

#467 ストレス対策:もう生暖かい目で見守る以外に方法が見当たらない~「下り酒一番 3」

『下り酒一番 3』千野隆司 著 あきれるほどにひどいオーナー一家のもとで働くということ。 献上の祝酒 下り酒一番(三) (講談社文庫) 作者:千野隆司 講談社 Amazon あまりにも面白いので続けて3巻も読む。面白いというより読了後の爽快感が半端ないので、…