Dahlia's book log だりあの本棚

読書で得た喜びをここに記録として残します。 こんな本を読みましたという備忘録として。

#898 ついに出会った憧れの女性!~「フランス人は10着しか服を持たない ファイナル・レッスン」

『フランス人は10着しか服を持たない ファイナル・レッスン』ジェニファー・スコット

シリーズ最終巻。

 

この間、仕事でとても素敵な方にお会いした。遠くからでもすぐ目に付くような華やかさがあり、近づくと本当に本当にきれいな方で思わず見とれてしまった。彼女とはオンラインですでに対面しており「きれいな人だなあ」と思ってはいたのだが、実物はさらに美しかった。もう立っていても座っていても凛とした様子は変わらず、笑顔がステキでお話する内容もポジティブ。キレイとかカワイイ人は何人にもお会いしたことがあるが、そのお人柄も含めて「美しい」とか「素敵」な人って実在するんだ!と感動するほどに、とにかく素晴らしい方だった。

 

そこで自分もブラッシュアップしなくてはと読みかけて放置していた本書を読むことに。とにかく彼女のようになるためには、今から相当な努力をして自分を律する必要があるというのはお会いした瞬間にすぐにわかった。さて、何をどうしようというところがぼんやりしすぎている。外見から中身まで、出来ることは全部やってみようという気になっている。まずは本書から、他にも手持ちの書籍がいくつかあるはずなので、そこからエレガンスについて学びたい。

 

さて、本書は学生時代に6カ月のフランス留学に行ったことで大きな影響を受けたという著者が書いた本で、シリーズは3冊に渡っている。

 

1巻目が一番面白いような気がするが、こちらは著者が実際にフランスで経験した実話が語られており、ホームステイ先がもともとは身分のあった方なのか、とても洗練された生活をしておられたらしい。カリフォルニアの女の子には隙の無い堅苦しさに見えたかもしれないが、著者はホストであるマダムに教わった上流の暮らし方に感化されていく。

 

2巻目はフランスで得た知恵を、大人になり、二人のお子さんが生まれてからどのように生かしているのかが紹介されている。カリフォルニアに行ったことがないのでよくわからないが、パリに比べれば気候も温暖でカジュアルなイメージがある。カジュアルというのは行き過ぎるとだらしなさにもつながり、そのだらしなさを避けるための工夫があった。

 

3巻目は総集編で2巻の内容をもっと大人向けにアップグレードした感じだろうか。仕事をしながら、どのように心を落ち着かせ、凛とした女性として毎日を過ごせるか。この「凛とした」という言葉は私が目指す姿でもあり、言い換えると「できる女」という感じかもしれない。私がお会いした方は、まさにShe is class!で、彼女のようになりたいという気持ちだけでモチベがあり得ないほど上がっている最中です。

 

お会いした場所はホテルのロビーで、一緒に朝御飯を頂いた。お食事している姿も、お食事している間の会話の様子、お話の内容、佇まい、メイク...もう全てが完璧で朝からぼーっとしてしまう。周りを見るといかにもビジネスで来日しました!風なパワースーツに身を包む男性や、優雅なご年配のご夫婦など、私以外はものすごくものすごく「上流」で、ビジネスの上でも今の自分に「これはいかん」と反省した。

 

私も彼女のようにいつか人に憧れられるようにならなければ、仕事も順調に進まないだろう。それだけではなく、彼女には幸せそうな様子があり、人を安心させる。あんな魅力的な方、人生で初めてお会いしました。

 

本書のようにエレガンスを追及する本を今までも何冊か読んでは来たが、その実践した姿が頭の中に無かったせいかあまり身に付いていなかったように思う。それが目の前に「お手本」のようなエレガンスが現れ、俄然やる気も出て来たし書籍の言いたいことの意味がすっとわかるようになった。

 

エレガンスを身に付けるには、やはり憧れる生身の人に接することが第一。