Dahlia's book log だりあの本棚

読書で得た喜びをここに記録として残します。 こんな本を読みましたという備忘録として。

#899 会社がアシスタントを雇ってくれないので~「堀江貴文のchatGPT大全」

堀江貴文のchatGPT大全』堀江貴文、荒木賢二郎 著

使いこなしたい。

 

夜半からの雨で街が冷えている。今年は過去に見ないほどの暖冬だそうだけれど、朝の出勤時、寒くて寒くてマフラーとか手袋持参するべきだったと何度も後悔する。風邪などお召しになりませぬ様お気を付けください。

 

さて、皆一度は使ってみたことがあるであろうChatGPT、「毎日使ってるよ!」という人も多いだろうが私の身の回りでは高頻度で使用しているユーザーは少ない。しかしこの頃のワークライフバランスの悪化にもう一度ChatGPT試してみようかなという気になり本書を購入した。

 

そもそものスタートが悪かった。アメリカ人の友人がChatGPTの存在について教えてくれ、早速一緒にやってみたのだが、私の英語の文章が悪かったせいか全く価値のない情報が出て来た。たしか入れた内容は「接待に使えそうな都内のベストレストランを5つ教えて」だったはず。この時はまだ日本語対応していることを知らず、延々と英語で都内の観光情報やレストラン情報を引き出そうとしてみたのだが、結局「これは進化を待つに限る」と判断し、その後ほぼタッチせずに来た。

 

一昨年くらい「日本語もできるようになったらしいよ」との情報を得、また試しに使ってみた。たしか「5スターの都内のホテルで売上順にベスト5を教えて」みたいな感じのことを調べようとしたはずだ。そしてやっぱり帰ってきた回答に納得できなかった。リッツカールトンやオークラなどはわかるとして、なぜか台東区にある検索してもヒットすらしないゲストハウスなんかが出てきて「やっぱり使えない」としばらく放置して今にいたる。

 

本書を読むと、いろいろなお立場の方々が業務にChatGPTを利用しておられる様子が記されている。IT業界の方はもちろんのこと、お医者様や農家さんも出て来ていて幅広く使用されている様子が伺える。

 

わかったことは、曖昧な指示ではChatGPTは力を発揮しきれないということ。恐らく本書の文章すらChatGPTで書かれていることが予想されるが、他者が読んでも違和感を感じられないくらいの文章になるような指示書が必要なわけで、その明確な指示を学び続けたGPTさんがあたかも秘書のように活躍するように育つとうことだ。

 

するともっとも大切なのはその指示にあり、そこをクリアしないことにはGPTさんはいつまでたってもどこか抜けた回答を繰り返すだけで、なかなか秘書へは育たない。指示を出す側にも学ぶべきところがあるわけだ。

 

これはまだ全てチェックできてはいないのだが、本書には購入者特典があり、その指示の出し方についての例文100と使用法についての動画が公開されている。私が本書を購入した目的がまさにこれが欲しかったからで、例えば挨拶文を出力して欲しい時などのこちらの要求に対する司令文、目的・ゴール、制約条件の書き方が添えられている。ほぼ本書内で紹介されている内容に沿っており、それに対する作業過程を紹介している感じだ。

 

この頃、上から降りてくる資料作成の依頼に「なんでこれを私が?」なものが増えてきた。明確な担当がいない場合や、大雑把に現在の担当分野にかすっているような内容がほぼ毎日、しかも上からご指名受けての依頼だったりするので断りにくい。(というか、弊社の場合はほぼ断ることは無理なのです)アシスタント欲しい!⇒でも人が足りないし採用してくれる気配もない⇒だったらAI!という流れで今ChatGPTを習得して時短業務を目指したいと考えている。

 

時短と言えば、私は未だ動画サイトを堪能できずで役にたつことが明らかな内容も落ち着いてみていることができない。だから新しい知識については圧倒的に活字から情報を得るほうが楽である。でも文章を読むことは時間がかかるから、まさにChatGPTで情報を要約する機能なんかは期待できる。どうして動画が苦手かというと、途中途中で自分の考えが浮かんできた時の対処方法がわからないからである。活字ならちょっと読むのを止めてメモでも取ればよい。動画の場合でも一瞬止めてメモしたり音声録音などすればよいのかもしれないけど、その後のメモの処理で音声をチェックするとかが面倒。あ、このメモをChatGPTに文章起こしてもらえばよいのか。

 

ということで、これからちょっと学んでみる予定。