Dahlia's book log だりあの本棚

読書で得た喜びをここに記録として残します。 こんな本を読みましたという備忘録として。

#862 ビジネスシーンでのレストラン選出の苦労と救済策 ~「ミシュランガイド東京2024」

ミシュランガイド東京2024』日本ミシュランタイヤ 著

今年もお世話になってます。

 

土曜日の東京は夕方からどんよりと曇り出した。今朝のニュースで知ったのだが、地域によっては雪となったエリアもあったそうだが、私の住む辺りではものすごい音で雷が数度鳴り響き、あとは久々の雨で静かな夜となった。雨好きな私は早速本を読もうと意気込んだのだが、まだまだ仕事が残っていて仕方なく仕事をする。

 

来週から2月末まで怒涛のように来客がある。あまりの多さに検索してみたら、すっかり忘れていたChinese New yearが2月の真ん中にどかんとあり、その前後にビジネスからめる人が多いからだろう。ちなみにこちらは中国本土のカレンダーだが、アジア各地の中華圏の方はこの少し前の2月第2週くらいからぱらぱらとやって来るようだ。

 

 

1月も今週あたりから年始の挨拶のために来日する方が多く、今一番困っているのが食事先の予約である。

 

食の好みは本当に難しい。そこに宗教やそれぞれのお立場なども加わるので普段あまり外食しない私としてはレストラン選びはハードな仕事のうちの一つである。

 

そこで毎年お世話になっているのが本書である。それなりの方がいらっしゃる時は大体相手先からメニューや金額が指定され、それに合わせていくつかの候補を事前に提出する。それぞれ気にされることも異なり、座席の位置やどのくらいプライベート感が保たれるのかなどもチェックポイントの対象となる。あとは駐車場やスタッフの方の席を確保できる場所の有無などのリクエストもチェックし、最後にそれなりの資料にまとめなくてはならない。ほんとーに!メンドクサイ業務の内の一つなわけです。

 

ミシュランガイドはまさに救いの一冊で、本書に掲載されているというだけでも相手先は少し安心感を持つようだ。加えてスタッフさんにとっても本書に掲載されている店舗は英語での情報が得やすいという特徴もある。レストラン内やお食事の写真なんかもSNSに山ほどあるし、こちらの提案を彼らなりにまたダブルチェックしやすいことも挙げられる。

 

自分が参加しない場合も多々あるので、本当に面倒といえば面倒な作業なのだが、プラスの面もあるからこと業務の一環として淡々とこなしてはいる。ミシュランガイドの場合、毎年新しいレストランが選出され、食のトレンドを知ることができるのが楽しい。新しいスターシェフの登場や、ステキな環境、素晴らしい食材、もう写真を見ているだけで気分が高揚してくるのだが、ミシュランに掲載されるようなお店はまず高い。次に予約できん。だからこそ「いつか行ってみたい」という憧れが生まれ、がんばって予約が取れて訪問する日には1か月分の食費がぽんと飛ぶようなお会計にも大満足できたりするのだ。

 

今週末も本書片手にあれこれレストランの空き状況を調べていたのだが、一つモノ申したいことがありここに備忘録として記しておく。まず、ヴィーガン。これほんとに困るのです、最近。ガチな方は調味料にもこだわりがお有りで、人によって幅がものすごい。ベジタリアンヴィーガンはその世界にいらっしゃる方にはものすごく違うものらしいのだが、肉も魚も美味しく頂いている我々にはその違いがあまりわかっていない。そのレベルが本書にあればもっと嬉しいかも。

 

そしてこの頃聞かれるのがバリアフリー。親孝行で高齢のご両親をお連れになる方が結構おられる。日本では車椅子を準備されてみんなで移動することが多いようなのだが、エレベーターが小さすぎて車椅子が入れないとか、エレベーターまで数段の段差があったりする場合もあって、あとで苦情を受けたことがあった。本当は事前に店舗まで出向くことができればいいのだが、こちらもオンラインで得る情報をメインにレストラン選出をしていてそこまでの余裕がないこともある。まあ、本書だけではなくもう少し丁寧に情報をチェックすれば良いのだろうが、もし合わせて掲載されていたりミシュランガイドのHP上にそんな情報が少しでも乗っていたら、私のように食事の予約を任されている平社員の業務が少し楽になるかもしれない。

 

 

 

私は心がものすごく狭いので、お気に