Dahlia's book log だりあの本棚

読書で得た喜びをここに記録として残します。 こんな本を読みましたという備忘録として。

#846 ストレスには逃げ道と安らぎを!~「メンタル強め美女白川さん 5」

『メンタル強め美女白川さん 5』獅子 著

心の栄養。

 

花粉症になってからというもの、体が神経過敏になってきているのか寒暖差でもアレルギーが出る様になってきた。ネットで調べると気温差が7℃以上になると症状が発生するらしく、私の場合は鼻が一番つらい。今週に入って急に寒くなったせいか昨日からまた花粉症用の鼻に効く薬を飲んでいる。で、このタイプの薬が眠くなってしまうのが大問題!暖房かかったオフィスで上司の内容のない業務指示を聞いているとものすごく眠い。とにかく眠い!今日は飲む量を半分くらいに抑えて、少しでも仕事を進めなくては!

 

さて、私の中で気持ち的に弱っている時にイチオシの作品といえば、「Big Bang Theory」とこのマンガ。

 

その5巻が出ていたことをやっと知り、昨日書店で早速購入。今回も白川さんのメンタル強化法に助けられた。

 

世の会社に疲れた皆様、こちらを是非!読んで頂きたい。

 

私はそもそも残業代が出ないのでオフィスでの時間管理が甘くなってしまうことがある。もちろん提出時期や期限のある仕事の場合は別だが、「時間内」という枠を設けていないせいか惰性で遅くまで残っていたりすることもある。

 

一方で残業代が出るからこそ遅くまで頑張る人もいれば、会社の規定や方針などで何が何でも定時に上がるように管理されている企業もあるだろう。しかしどの会社にも規定の労働時間があるわけで、その時間内で自分の仕事をこなし、会社として利益を生める様努力することが社会人として求められる要素ではないかと考える。

 

が、中にはモラハラパワハラ、セクハラ、仕事できない上司や部下などにお悩みの方もいるはずだ。そうしてそこから生まれるストレスは尋常ではなく中には命を落とす方もおられる。そんな悲惨なことが起きてしまっても、追い詰めた側は平気な顔をして出社し、むしろ「相手が悪い」くらいのことを言ったりと自覚症状がまるでない。

 

だから日曜日は「明日から出社かー」と気分は最悪になるし、出退勤中の電車の中でも嫌な相手の声や顔が頭にこびりついて離れない。でも、そんな風に会社のことで頭をいっぱいにしていたところで何の得もないわけです。残業代だって出ないし!

 

でも、その諸悪の根源たる人物のことが簡単に頭の中から消えるわけはない。その辛さは四六時中頭の中から離れないことも知っている。残業代とかお金の問題ではないし、すでに命にかかわる大事となっている方も絶対にいるはず。

 

白川さんの言っていることはきれいごとに過ぎないかもしれないけれど、でも完全にオフィスのあれこれを遮断して自分は自分!と思える時間を作らなくては、人はどんどんと追い詰められてしまう。それを止めなくちゃ!

 

人によってそれぞれ能力値があり、良い所悪い所を引き出しつつ成長していくのが企業としてのベストな形なのだが、そのボタンがかけ外れていると最悪の事態になる。追い詰めることに長けた仕事のできない上司が、機転が利き伸びしろがあるのに自己表現の苦手な後輩をいじめる。口だけ達者で何もできないくせに、努力で実らせた人の業績を横取りしていく。若いから、見た目が良いから、人に好かれるからと他人を妬む気持ちが強すぎて、それを不当だと相手を責める。

 

会社は集団で過ごす場所でもあるので、いろいろな人が働いているが、こうしてターゲットとなってしまった人の心は休まらないのは本当によくわかる。毎年新入社員も入ってくるので、自分はそうならないようにと気を付けているつもりではあるし、「あの子はこうだから」と決めつけるようなことはしていないつもりだ。けれど、勘違いしているタイプの人間は与えられた役職に「人をけなしても良い」とか「自分のために部下を働かせる権利あり」とか「自分勝手万歳」などあり得ないことが見えているようで、それに対応するには自分が強くなるしかないわけだ。

 

そういう意味で、この白川さんのメンタルは癒されるし学びになることが多い。白川さんは自分を鼓舞するために「心の美容ノート」なるものを付けている。好きなことを書き出し心の栄養になるものを貼り付けている。

 

ドラ橋君はスイーツ大好き。本名倉橋くんだが、ドラ焼きが好きでドラ橋君と呼ばれている。そんなドラ橋くん、優秀な同期が羨ましくちょっと心が弱っていた。そんな時、白川さんの真似をしてノートを付けることに。

 

こういうの、良いわー。ドラ橋くんのように好きなスイーツ記録をまとめたり、そこから楽しみを見つけることは、デスノート付けるより100倍効果がありそうだ。

 

年末、辛い1年を過ごし来年の来し方を考えている方におススメ。そして少しでも心が軽くなり、人生の楽しみを見つけられますように。そして心を痛めたままの人たちが少しでも落ち着ける日々がやってきますように。