Dahlia's book log だりあの本棚

読書で得た喜びをここに記録として残します。 こんな本を読みましたという備忘録として。

#555 まだ山におります~「メンタル強め美女白川さん」

『メンタル強め美女白川さん』獅子著

美人の白川さん、強し。

 

1か月ぶりくらいに本を読んだ。この夏は山の現場で作業する予定で長期出張に出ているところ。こちらに来てそろそろ1か月半というところだろうか。土日もなくずっと仕事漬けで読書をする時間など夢のまた夢。自分のための時間がが全く取れないまま毎日作業に没頭している。

 

世の中の3連休にあやかって、久々に息抜きしようと決めた。このところカレンダーに関係なく現場と借りの仕事場を行き来する日々で身だしなみもひどいことに…。化粧にも髪にも手を施す余裕が無いだけではなく、いつも使っているものを購入したくとも近くのドラッグストアにも売っていないし、ネット購入となると受け取りが大変などという理由で作業着がぴったり!な姿を保ったまま今に至る。

 

このままでは復帰できん!となんとなく身だしなみ関連の本でも読もうかという気になりKindle Unlimitedからいくつか選んで読んでみた。思えばKindle Unlimitedも破格の1か月99円というキャンペーンの後、なかなか目を通せずにいた。この度年間プランが出たとのことで、他にも読みたい本が山ほどあったことから1年もうすこし使ってみることに決めた。

 

さて、白川さんだ。タイトルにある「メンタル強め」とはどういうことだろう?とまずはそこが気になった。そもそもは化粧関連のものを読みたいなーと探していたところでヒットしてきた作品なのだが、表紙もなんとなく芯の強そうな女性が座っているし女子力的な内容かと想像して読み始める。

 

ところが白川さん、読んでみると普通に良い子!ポジティブで自分をしっかりもっている。むしろ今時というよりは昭和の感覚に近いようなところもあり、礼儀正しさなど「美」の基本がとても古風だ。

 

美人というのは何かと嫉妬の対象になり、有ること無い事言われるように思う。そこで腐ってしまわず、自分は自分!という強さを持っているのが白川さん。

 

 

生まれ持っての美貌に驕ることなく、努力で美しさに磨きをかけている。とにかく性格が良いのです、白川さん。「自分がされて嫌なことは他人にしない」とか、「不満顔より口角あげて明るく」みたいなポジティブマインドにほっこりしてしまった。

 

やっぱり読書はいいですね。ちょっと前向きな気持ちになれた気がする。次巻からはまだKindle Unlimitedの対象ではないので山から脱出したら購入してゆっくり読もうと思う。

 

山生活、残すところあと1か月余り。がんばります。