Dahlia's book log だりあの本棚

読書で得た喜びをここに記録として残します。 こんな本を読みましたという備忘録として。

#658 味噌の謎、発見したかも! ~「料理は食材探しから」

『料理は食材探しから』有元葉子 著

日本の食材。

 

この頃体調が優れない時、具合が悪くなる前にまず肌に出るようになってきた。痒みを伴い、どんどんとその範囲が広がって行く。昔から我慢が利く質であまり病院にもかからず、市販の薬も滅多に飲まない。そのせいだろうか、ついに体が学習して「こいつを休ませる方法はあれしかない!」と肌にどんどんと症状を出してくる。

 

最初は寝てないからか、食べ物のせいか、寒くなって乾燥してきたからか、などなど考えたのだが、結局なんだかわからないままに年末まで来てしまった。年始の休みで回復するといいのだけれど。最近は大好きな紅茶やコーヒーも控え、白湯を飲むようにしている。

 

体が欲する食って何だろう。私の場合、それは梅干しとりんご。おにぎりもお粥も梅干しで頂くのが一番おいしいと思う。最近は塩分控えめのもので、マイルドなものが好きだ。でも昔ながらのすっぱい梅干しもたまに食べたくなる。そして梅干しの相棒にはほうじ茶が最強。りんごはおなかを整えるためによく食べる。オーブンで焼きリンゴも作るし、アップルパイなども大好き。

 

みんなそれぞれ好きな食材があるだろう。調味料のこだわりや生産地のこだわりなんかもあるはずだ。料理家さんはもっともっとそのこだわりが細部にわたっている。妥協がなく、「これじゃなくちゃ!」と料理本の中でも生産者をよく紹介しておられ、調べてみると現地でなくては手に入らない貴重なものから、近くのスーパーにあるけれどこういう使い方もあるのか!なものもあり、大変ためになる。本書はそんな著者のお気に入りが詰められた一冊だ。

 

いろいろな食材や調味料が出てくる中で、これは私も使っている!というものがあった。仕事で四国に行く機会が多いのだが、きっと大地がものすごく肥沃なのだろう。何を食べても本当に美味しい。海の幸、山の幸、しかも地産地消がごく普通のことなのでスーパーで売っている食材はいつも新鮮なものばかりだ。

 

中でもわかめを使ったお料理がものすごく美味しくて、四国に行く度にわかめを買っている。著者も鳴門のわかめに注目されており、こちらのレシピが美味しそうだったので早速真似してみたい。

 

そして、この間別の本で焼きおにぎりの写真があった。美味しそうなんだけれど、味噌はどこのものを使うべきかで悩んでいたのだが、本書にその解答があった。

 

 


お味噌汁、帰国したらすぐに食べたくなるもののうちの一つ。私は今は市販の麦みそを使っているが、著者は新潟県の渋谷商店さんのものを使っているそうだ。思えば著者は新潟の方だし、より馴染みが感じられるのかもしれない。都内でも販売しているところがあるようだし、ネットでも購入できるそうなので一度試してみようかな。

夜、ようやく家に戻り、冷え切った家の中でとりあえずスーツケースだけを片付けてからごはんを食べた。ほぼ3週間家を空けていたような状態だったので冷蔵庫の中には何もない。冷凍庫にストックからお茶漬けとわかめの味噌汁を作る。ああ、やっぱりほっとするな。家が一番。