Dahlia's book log だりあの本棚

読書で得た喜びをここに記録として残します。 こんな本を読みましたという備忘録として。

#653 やっぱり茄子とトマト!~「志麻さんのベストおかず」

『志麻さんのベストおかず』タサン志麻 著

とにかく簡単。

 

海外ではどうしても外食に頼らざるを得ない。それが嫌なら持参するという方法もあるのだが、レンジがない場合もあるしせいぜい味噌汁やカップ麺やカップスープが関の山。そもそも食事もビジネスの場を兼ねる場合も多いので、やっぱり外食がメインとなる。そして外国の食事は調味料が日本とは完全に異なるので、真っ赤なスープなど口に運ぶまで緊張が続く。この赤さは唐辛子なのか、トマトなのか。食べることは大好きだし、料理も好きなので基本的には楽しんでいるのだが、ただ体が未知の料理を受け入れるまでに少し時間がかかる場合が多い。出張中、大抵一度は胃薬飲んでたな。

 

さて、そんな状況が続いていたので帰りの飛行機では料理の本をたくさん読んだ。とにかく料理で自分を癒そう!という気持ちが高まりすぎて、飛行機に乗る前にいくつか料理の本をダウンロードしておく。ああ、早く帰りたい!スーパー行きたい!とページをめくるたびに帰宅後の予定とショッピングリストが膨らんだ。

 

まず1冊目は久々の志麻さんだ。志麻さんのレシピ本はいままでいくつも読んでいるが、出版社さんによって装丁にかなりの差があって、本書はちょっぴり残念な部類だ。というのも、食器がかわいくない。

 

なんだろう。ものすごく主婦用雑誌風というか、昭和感がすぎるというか、とにかくもっと華やかに盛り付けできたよね?と思ってしまった。とはいえ、このレシピが1位のレシピで作り方もとにかくシンプル!さらには材料費もそうかからないものなので家計に優しいこと間違いなしだ。

 

素敵なフードコーディネートといえばこちら。

 


そういえばこちらは夏版も出ていたのに買おう買おうと思いつつ買いそびれていたことを思い出した。しかも今年の冬版もある。忘れないうちに購入しておこう。

 

さて、本書に戻る。盛り付けの違いでこうも変わるのかーということを実感しながらも、一つ一つのメニューに目を通し、帰ったらこれ作ろう!と思ったお料理はこちら。

冬、寒くなるとスープや鍋も最高だけど、こってりしたオーブン料理も恋しくなる。個人の好みによるが、オーブン料理の中でも茄子とトマトが入ったものは美味。食べ応えもあるし、何より幸せ広がる味が心に染みる。志麻さんのレシピのみならず、フレンチにはこの組み合わせが結構あるのでレシピ本を読むたびに必ず一つは作りたくなる。

 

そして今や志麻さんの定番スイーツともいえるこちら。

 

 

ホイップクリーム…。もっと飾り方があっただろうに。

 

ということで、志麻さんのレシピはいつも料理したい気持ちを上げてくれる。特に本書は1週間を切り盛りすべく上手に整えられている。高級食材があるわけでもなく、本当に冷蔵庫にあるもので作れてしまうから勉強になった。