Dahlia's book log だりあの本棚

読書で得た喜びをここに記録として残します。 こんな本を読みましたという備忘録として。

#289 近くにこんなお弁当屋さんがあったら!

 『弁当屋さんのおもてなし 6』喜多みどり

新生くま弁への道。

 

ずっと読んでいるこちらの作品もやっと6冊目。

 


全巻8巻のうち、6巻目で一応ハッピーエンド。7,8巻は「宅配編」となっている。

 

6巻ではくま弁に訪れる大きな変化の前ぶれのような出来事が2つ書かれている。その中でも契機となるような出来事が満載で、6巻目はとても凝縮されたような内容だった。

 

今回の北海道らしさはなんだったかな?と思い起そうとするのだが、パッと頭に浮かばなかった。ああ、そうそう。エビだ。甘エビ!とやっとのことで思い出す。6巻目のレシピはコロッケのサンドイッチと甘エビのフライ。ともに北海道ではなくとも食べられるメニューである。

 

そういえばエビは世界各地、いろいろなメニューがあってとても楽しい。簡単に素揚げしただけでも美味しいし、衣をつけて揚げるのも美味。ロブスターくらい大きくなれば茹でただけでも至福の美味しさ。ただ、エビはアレルギーもあるのですべての人が楽しめるとは限らないけれど、レシピは膨大なので苦手に思っていた人でも引き込まれてしまうようなものがあると思う。

 

さて、このシリーズ、6巻目で主人公の二人は夫婦でくま弁を営むこととなった。今まで敬語で話していた二人だが、ユウがアメリカに住んでいた頃にお世話になっていた方の葬儀に参加するために渡米してからの後、帰国後ユウが急に言葉遣いの垣根を超える。ストーリーとしてはハッピーエンドでめでたしめでたし。

 

お弁当はなんとなくワクワクするものがある。毎日弁当ランチだよ、という人も多いと思う。選択肢が少なくてワクワクなんて無理!とは言いつつも、毎度おなじみでもいくつかのメニューから何を食べようか考えるのはとても楽しい。

 

くま弁は注文されてからメインを作るというスタイルで、できたてほやほやのお弁当が提供されている。お米も2時間ごとに炊いている。それがワンコインの500円で食べられるなんて北海道では普通のことなんだろうか。私の会社の近くのデパ地下では1000円超えるお弁当も多く、安く抑えようと思っても900円くらいのような印象がある。そういえば北海道食材のお店のお弁当も1000円近くだったような・・・。

 

地産地消が言われる中、多くの食材を育てる北海道ならば新鮮なものを安価で購入できるのかもしれない。収穫してからすぐの食材を食べる喜び。やっぱりいいな、北海道!

 

 

さて、北海道旅行はいつになったら行けるのだろうか。本書によればベストシーズンは6月、7月らしい。どこかでぽんと1日くらい飛べたらいいのになあ。