Dahlia's book log だりあの本棚

読書で得た喜びをここに記録として残します。 こんな本を読みましたという備忘録として。

#276 ビーガンメニューでのシチューのとろみ&コク、何でつけるべきかしら?

 『にがくてあまい 2』 小林ユミヲ 著

 渚がついに兄のもとへ。

 

GW中にマンガをいくつかまとめて購入したのは良いのだが、結局読み切れずで少しずつ読んでいる。本当は一気読みするつもりだったのに、どうもこの頃は一つ気になるとあれこれ調べたくなってしまいマンガ一冊読むのに何時間もかかっている始末。

 

2巻目も渚の家に転がり込んだマキはベジタリアンライフを満喫している。有機農場を営むマキの両親もたびたび二人を訪ね、最初から最後まで野菜満載な内容だ。渚には深い心の傷がある。10歳年の離れた兄が家で倒れ、そのまま亡くなってしまった。その時兄とともに家にいた渚だが、兄が倒れたことに全く気が付かず急ぎ救急車を呼んだ時にはすでに危篤状態であった。

 

兄の死について家族は渚を責めた。なぜ家にいながら兄の不調に気が付かなかったのか、と。兄は漫画家になることをあきらめ、親の会社を継ぐ決心をしたばかりだった。一方渚は奔放な生活をしており、兄の選択に納得がいかずにいた。亡くなる数日前に兄の進路のことで喧嘩をしたばかりだったこともあり、渚は後悔に苛まれる。兄の死から何年も経った今でも渚は兄の墓参りに行くことができずにいた。

 

2巻目でマキや兄を慕っていたミナミ、兄の友人が渚を連れ出して静岡にある兄の墓へと連れていく。なんとも泣けてくる内容だ。

 

このマンガ、著者は一体どこから調理のヒントを得ているのかが気になる。監修などは書かれていないような気がするけれど、どれもおいしそうなメニューばかりでレシピ本があるなら欲しいところだ。今回気になった食材はこちら。

 

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米粉?これはどういうものだろう。玄米を粉にしたものだろうか。米粉の玄米版?ここではクリームシチュー作りで使われている。

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玄米はどうしても褐色が残ってしまうのではないだろうか。クリームシチューと聞くと乳白色の物を想像してしまうので、褐色なのは嫌だなあと思ってしまう。とろみをつけるためのものだろうと思うので、これならコーンスターチでも良いのでは?と思ってしまった。それとも味の問題なのだろうか。

 

米粉、もし小麦粉の代わりに使えるのならとちょっとだけ調べてみた。自宅で軽く炒った玄米をミキサーにかけて手作りするならば気軽に作れるかもしれないが、市販のものは一気に使用できるのならば問題はないだろうけれど、保存の面でも心配だ。また安全面を気にする記事もあった。

 

思えばきな粉すら持て余しているのに玄米粉まできっと使いきれないだろうなと思えてならない。とはいえ、この作品のおかげでビーガンレシピに俄然興味を持つようになった。クリーム状のものをには味噌が合いそうだとか、ヒントになるものが多くここは思い切ってビーガンになっちゃう?など新たな道を考えつつある。

 

この頃のマイブームはひよこ豆で夏にぴったりだと思っている。そしてひよこ豆のレシピを見ているとバジルなどのハーブレシピが多いので「そろそろ育てるべき?」と気になってもいる。この作品、まだまだ続きがあるので1作ずつ噛みしめるように読んでいきたい。