Dahlia's book log だりあの本棚

読書で得た喜びをここに記録として残します。 こんな本を読みましたという備忘録として。

#275 スープ一品さえ学べば自炊は余裕だと思います

 『帰り遅いけどこんなスープなら作れそう』有賀薫 著

家で食べる習慣をつけるためのスープ。

帰り遅いけどこんなスープなら作れそう 1、2人分からすぐ作れる毎日レシピ

帰り遅いけどこんなスープなら作れそう 1、2人分からすぐ作れる毎日レシピ

  • 作者:有賀 薫
  • 発売日: 2018/02/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

ずっとずっとずっとずっと気になっていたスープ本がなんとKindle Unlimitedで読めることを知った。Kindle Unlimitedは月990円で会員となり、好きなだけ本を読むことができるのだが、書棚にストックできるのは10冊までだ。有料図書館みたいなもので、院生の貸し出し条件のような決まりごとがある。気に入ったレシピ本は紙版で手元に置いておきたいので、こうして書籍の中身をチェックできるのはありがたい。

 

さて、スープ。日本人なら真っ先に味噌汁が頭に浮かび、簡単な料理のようで実は奥深いというのは誰もが知るところ。出汁の取り方から味噌の種類まで、こだわりだしたら止まらない。汁物を飲むという文化はあるわけだから、スープにもそれほど抵抗がないように思うのだけれど、スープとなると作り方が面倒なんじゃないかと若干腰が引ける人もいるだろう。

 

本書に出てくるのはマグカップでできるようなものから、難しくても具材を切ってレンジで温めたりするもので構成されている。中には海外の本格的なスープ料理のレシピもあるが、基本的にはハードルは低めだと思う。さっと写真を見て「あ、これ食べたい」と思えるものが一品でもあればOK。

 

とにかく親切な調理本で、初めにこんな決まり事が書かれている。

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初心者の方ならば是非この部分もしっかり読んでおいたほうが良いだろう。

 

和の要素が高いスープには自分の好みに合わせてアレンジ出来そうなので写真を見るだけでスキップしてしまったのだが、一品だけ明日にでも作ってみたいと思うものがあった。

 

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豆乳料理、あまり好きではなかったのだが台湾で食べてからは見方が変わった。要は豆腐をゆるくしたスープだと思えばよいのだが、これはあまりにも簡単そうだったので早速メモし、帰りに桜エビ買わなくちゃとデスクにポストイットを貼っておいた。

 

スープ料理は手の込んだものでなくとも、鍋さえしっかりしていれば良いものが出来ると思う。大量に作るならば事前にスープストックを作っておけばいいし、そうではなくても今はいろいろな調味料があるし、塩で味を調えることを学べば決してハードルの高い料理ではない。むしろ、おかず一品作るよりも簡単なのではないだろうか。水で味を調整できるので失敗してもリベンジしやすいのも特徴だ。

 

コンビニ弁当ばかりで体が心配というならば、スープから始めるのも良いと思う。ところで、スープに卵を入れる時、私はたいてい溶き卵にしてしまうのだが、まるごと入れるのも美味しいはず。けれど、面倒だし失敗すると悲しくなるので余り挑戦しないのが落とし卵だ。これも上手に作れるやり方があり、早速試すつもり。

 

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Kindle Unlimited様様。しばらくの間は書棚に入れておくことにしたい。