Dahlia's book log だりあの本棚

読書で得た喜びをここに記録として残します。 こんな本を読みましたという備忘録として。

#411 ヴィーガンレシピ版各国料理~「おうちでヴィーガン」

『おうちでヴィーガン』Natuki 著

14か国のお料理を紹介。

 

個人的にコロナ前後で最も大きく変化したことは、圧倒的にネットショッピングの利用が増えたことだと思う。今までなら必要なものは無くなりそうになったら近所に買いに行く生活を送っていたけれど、この頃はほぼネット。某マラソンの時などはポイントで還元されるという欲目が働き、ストックできるようなものや日用品はほぼネット購入する習慣がついてしまった。しかも近所ではなかなか手に入らないものもネットであれば注文から1~2日で到着するという便利さを味わってからというもの、どんどんとネット依存の傾向にある。

 

この某マラソンが結構な曲者で、購入店舗数の増加に合わせてポイント還元してくれるというサービスにお得感を感じてからというもの、お知らせがあると「買わなくちゃ!」な気持ちまで芽生えるようになってしまった。書籍も対応となるので、読みたかったけれど懐具合やスペースの確保問題でペンディングとなっていた書籍も一気に購入のハードルが下がってしまい、気が付くとあれこれ買っている始末。ネットショッピング中毒とまではいかないまでも、自制の念を持つように心がけなくてはと思う。

 

で、Amazonもこの頃とんでもなく安売りを仕掛けてくるので目が離せない。しかもKindle本の場合はスペース問題が介入してこないために割引率が30%超えるとつい購入してしまう。Amazonの場合は買いすぎない対策として毎月一定額のギフト券を購入しており、この金額以内でやりくりするようにしている。

 

この頃、料理の本が唐突に数百円で売られているタイミングに出会うことが多く、というよりそんなに毎日Amazon徘徊しているのかと聞かれれば「毎日見てます」と答えざるを得ないからやっぱり依存状態なのしれないけれど、とにかく料理の本を1冊また買ってしまった。だって1430円の本がKindle版で199円ですよ?それは買います!

 

ということで、本書だがヴィーガン本は自分がそのライフスタイルに傾倒しているということではなく、「おいしく野菜を食べたい」とか「健康的に痩せたい!」という切実な希望から日頃ぱらぱらと手持ちのレシピ本を読むことが多い。本書は14か国の料理をイメージとしたレシピがあり、北米、ヨーロッパ、中東、アジアと多様なレシピが紹介されている。

 

だいたいは国別に1度の食事はこんな風に!という写真があり、その後にレシピが掲載されている。14か国なので1日1国とすれば2週間で網羅できる。

 

私の場合、ヴィーガンに思いきれない理由は乳製品が取れなくなることが痛手に感じるからだ。ラテ大好きだし、紅茶にも必ずミルクを入れる。チーズも卵もほぼ毎日食べているので、カットする自信がない。本書を見ていると、その乳製品の代用品としてカシューナッツ豆乳ヨーグルトが使われており、おなじみのあのレシピも作れてしまうから不思議。

 

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例えばこちらはフランスで、右上のグラタンは乳製品を使ったものと大差なく見える。レシピを見ると想像以上の食材からなり、これを考え付くなんてすごすぎる!とレシピ開発のアイデアに圧倒された。

 

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普段からヴィーガン生活をしておられる方なら、上の材料はきっとストックされているだろうし、フードプロセッサーもお持ちだろうし、手間とも思わずに作業に入れることだろう。一方でnonヴィーガンの立場からだと手順が多くてちょっと大変そう・・・という印象を受けてしまった。

 

とはいえ、楽しみとして作ってみたいと思うものも多いし、ヴィーガンのレシピを見ていると「代用品」のアイデアがどんどん湧いてきて楽しくなる。例えば、レシピに「生クリーム」とあるのに家には牛乳しかないとか、「モッツアレラ」とあるのにチーズがない、などの時、「はて、ヴィーガンレシピになんとあったかな?」と探してみると簡単に代用品が見つかることがある。

 

本書もそんなアイデアが多く、きっと参考になるはず。これで200円でお釣りが来るなんてお買い得すぎる!