『さめない街の喫茶店』はしゃ 著
スズメの作るおいしいお菓子とハクロさんの淹れるコーヒー。
待ちに待ったゴールデンウィーク!思えば去年もコロナ禍でどこにも行けずに過ごしたのだった。長いお休み、たとえ自粛状態じゃないとしてもきっと家で過ごすだろうインドア派ならば特に苦も無く数日を過ごすことができる。でも人とワイワイやるのが好きな人やアウトドア派にとっては「どこかに行きたい!」とストレスが溜まってしまうのかもしれない。そろそろ1年半。早く落ち着きますように。
ひとまずGWにやろと思っていた断捨離などを初めて見る。なかなかできずにいた家のことを事前にリスト化しておいたのだが、一つ一つ片付いていくのが大変気分が良い。本もKindleの中に買いためてあるものを読み始めている。紙の本もボックスにいっぱいなのだけれど、早い段階で読んでいかなくてはと思っている。
さて、まず読み始めたのはこれ。表紙がとてもかわいらしく気になっていた。設定がちょっと不思議で舞台が2重になっている。主人公のスズメはおそらく現代に暮らしている女の子なんだと思う。ひなという妹がいて、いつもお菓子を作っていたようだ。だが今はルテティアという国にいる。もしかするとスズメは長く昏睡状態にあるのかもしれない。その夢の中での国がルテティアなのかもしれない。ただそれは1巻ではわからない。
スズメは喫茶キャトルというところで住み込みでお菓子作りをしている。とても優しそうなハクロさんというマスターのおかげで穏やかな日々を過ごせているのだが、キャトルにはあまりお客さんが来ない。ハクロさんの淹れるコーヒーはとても美味しいらしいのだが、なぜかお客さんはやってこない。
そのうちスズメの作るお菓子の香り引き込まれ、キャトルにもぽつぽつと常連客が出来始める。一つのストーリーごとにそのお菓子や料理を作ったエピソードがあり、章の終わりにとてもかわいらしい材料のおさらいがある。
クロックムッシュを作っている。出てくる料理はたいていイギリスやフランスの家庭料理で、知らないレシピもあって調べてしまったりした。トードインザホールとバブルアンドスクイークはいつか作ってみたい。
こんな感じでだいたいの材料がわかるので便利。2巻も出ているらしいので読んでみたい。