Dahlia's book log だりあの本棚

読書で得た喜びをここに記録として残します。 こんな本を読みましたという備忘録として。

#265 ベジタリアンレシピのマンガ、新しい知識満載+どれも美味しそう!

 『にがくてあまい 1』小林ユミヲ 著

ベジタリアンとの同居!

 

ああ、あと一日だ。。。時間が出来るとAmazonでGWに読みたい本をチェックする日が続いている。しかしGW直前の日本はなぜこうも忙しいのだろうか。欧米だったらバケーションなんて1か月単位で取る上に休み直前からすでに戦力外モードの人もいる。たった1週間にも満たない休みを満喫するために4月の月末は鬼の忙しさが続く。

 

さて、先日これを読んだ。

 


うっかりしていたのだけれど、これは続編シリーズだそうで、本編を読む前にスピンオフから読んでしまったことになる。料理の内容だったのでこれは本編もまずはどんな感じか掴んでおきたいと思ったので早速読んでみることに。

 

主人公の渚は高校の美術教師でベジタリアン。長屋に暮らし、野菜の味を良く知る男だ。日ごろの食生活のおかげかイケメンがさらに輝いている。ただし、渚はゲイなので女性の甘いささやきには全くなびかない。

 

ある日渚が行きつけのバーで広告代理店勤めでいかにも「デキる」女風なマキが酔いつぶれていた。渚はマスターの指示でマキを家まで送るのだが、そこはマキの風体とは全く異なる汚部屋状態でおしゃれからは遠く離れた状態だった。が、そこで渚は一箱の段ボールを見つける。そこには新鮮な有機野菜が山盛り!渚にとっては宝の山だがマキが手を付けた形跡は全くない。

 

聞けばマキの実家は有名な有機農家らしく、渚もその農家の名を良くしっていた。マキの父親は大手商社を唐突に脱サラし有機農家へとなったのだが、マキはそのことで家族とのわだかまりを解決できずにいた。そのせいか野菜すらも嫌いになっていく。ところがそんなマキも渚の野菜料理にどんどんと野菜の風味に魅了されていくというストーリー。

 

まずは1巻までを買ってみたのだが、この作品は買いかもしれない。今までにもベジタリアン関連のレシピ集はいくつか読んできたし、手元にまだ数冊残っているのだけれどこのマンガのレシピのほうが断然そそられる。今回新しく知った知識はこれ。

 

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「高きび」なんて初めて聞いた。高きびで肉のような食感を出せるらしい。炊いた高きびに炒めた野菜を合わせるとハンバーグ風になるという。なんと!これは一度やってみたい。ストーリー別に登場したレシピが巻末に紹介されている。高きびのハンバーグを使ったカレー が紹介されている。これもものすごく作ってみたい。

 

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ベジタリアンは栄養素が偏るのではないかという不安があったり、エンゲル係数高めになるということもある。さらには魚大好きだし、チーズも牛乳も大好き、肉は無くても生きていけるけれど鶏肉は好き。ただ、昔から野菜大好きでかなり食べる方ではあったので、バランスよくベジタリアンメニューを取り込めたらなと思う。キーマカレーだってひき肉で作れるわけだけれど、別の食感を楽しむために高きびも楽しみたい。

 

ということで、これ久々に楽しいマンガになりそうだ。GW期間中、是非読みたい!