『さめない街の喫茶店 2』はしゃ
スズメとルテティアとの関係とは。
体が「お休み」を記憶してしまったようで、なかなかやる気とやらが見いだせない。しかもまた週末挟むけれど大丈夫か、私。
先回読んだ作品が面白かったので2巻目も購入してみた。1巻目ではなかなか出会うことのないイギリスの家庭料理が登場し「いつか作るぞ」と料理に関してだけは前向きでいられるから不思議だ。
2巻目では主人公スズメとルルティアで喫茶キャトルを営むハクロさんとの関係が明らかになる。最後はなんとも染みるものがありホロっとさせられた。
ストーリーの温かさもさることながら、今回も料理に惹かれる。著者はこれらの料理をどこで知ったのだろうか。勝手に想像することだが、ヨーロッパに暮らした経験がお有りなのだろうか、それとも外国育ちな方が身近にいらっしゃるとか、旅行が好き、料理が好きなどなど何かしらの背景があるのではと考える。
知らない料理を検索してみると、たいてい海外のサイトに行き当たっる。今回もイギリス、トルコとワクワクするようなレシピだった。
今回気になったのは上のトルコの「ピデ(PIDE)」というまるでピザのような料理だ。パン生地の中にお肉やチーズなどのフィリングを入れ、舟形に包む。上はしっかり閉じずに焼くのでピザとカルツォーネの中間みたいな感じ。これ、アレンジできそうで楽しそう。これならば一つ一つの味を変えられるし、見た目にも楽しそう。おかずPIDEやお菓子PIDEなどアレンジもいけそうなの。
昔からガスのオーブンに憧れていた。今使っているのはオーブンレンジで狭い家だとなかなか夏場に使う気にならない。そして小さなものだとガスレンジの魚焼き機で対応できちゃうので5月に入ってオーブンが登場する機会は大きく減っている。
でもこれは夏のレシピだろうな。食感もよさそうだし、フィリングによっては栄養価満点。やはりトルコの料理は深い。最近はコロナだけではなく政治不安などもあってトルコへ行くのはまだまだ先の話だろうけれど、いつか必ず訪れたいと思っている。
それにしても2巻目、泣ける。そして2巻で完結なので著者の次の作品を期待したい。