Dahlia's book log だりあの本棚

読書で得た喜びをここに記録として残します。 こんな本を読みましたという備忘録として。

#016 おススメ!2020年、最強の美容本

ずっと気になっていた一冊です。美容の本は何度も読みたい派なので書店でチェックしてから紙版を購入しようと思っていたのですが、 待ちきれなくてkindle版を購入しちゃいました。まだ5月ですが、今年読んだ美容関連の本ではこの本が今年最強です。

 

フランスのビューティーエディターのお話というだけでもすごいのに!

著者はClémence von Muefflingというフランス女性です。この表紙の女性3名ですが、右からおばあちゃま、お母さま、著者です。おばあちゃまとお母さまはフランス版Vogueのビューティーエディターで、モデルでもあったそうですよ!生まれた頃から美容のスペシャリストに育てられたわけですから、著者のケア方法はすでに親子3代で実証されているということですね。

 日本語で情報を得られなかったのでアメリカの情報をチェックしてみたら

ちなみに。この本について知りたいと思っていた時、日本語で得られる情報はほぼ皆無でした。こちらのAmazonのアメリカ版は試し読みできますのでチェックしてみて下さい。かなりのページを読むことができます。

 

実は洋書版をチェックしたことで「読みたい」から「読まなくては」に変わりました。英語版のタイトルは「Ageless Beauty the French Way: Secrets from Three Generations of French Beauty Editors」。つまり、フランスのビューティーエディターのご一家が3世代で得たエイジングの秘訣ということ。そして紙版が手元に届くまで待ちきれずにええい!とKindle版を購入したのはこの動画を見たからでした。


NSL Bites: Clémence von Mueffling on "Ageless Beauty the French Way"

 

フレンチ・ビューティー・ケアが好きな理由

私は『テルマエ・ロマエ』で言うところの「平たい顔族」の代表みたいなタイプですので、華美にメイクをすると目立たせたくないところがより目立ち、かろうじて人並みなパーツはその存在を完全に消すことができるという特徴があります。あと学生時代に初めて訪れたロンドンでの経験も私を化粧から遠ざけました。というのは、(1)アロマテラピーの世界に触れたこと、(2)ヨーロッパでお会いした美しいアジア系女性はメイクではなく肌と髪が美しいから輝いているんだ!と知ったこと、(3)今でこそ国産のオーガニック化粧品メーカーがたくさんありますが、10年前はヨーロッパから輸入してました。でもって、はやりのメイクを試そうにもオーガニック化粧品には色モノが少なくて無理、(4)朝メイクに時間かけたくない!という事情により薄いメークが主流となりました。

で、私がフランスの美容を何を置いても尊重して信用しているのは「自然であること」を重要視しているからです。上の動画のクレマンスさんも薄めのメイクですが、決して礼を失するという印象を与えません。むしろエレガント!私が求めているエイジングはまさに「自然な美しさ」なのです。

 

エイジング対策は早いほうがいい

この本は具体的に顔からボディ、髪について具体的なケアの方法を教えながら年代別に使うべき化粧品を紹介しています。年代もジュネス(20~34歳)、プレニテュード(35歳~54歳)、マテュリテ(55歳以上)と世代を3つに分けてあるので、ご自身の年齢にあった化粧品を選ぶことができます。そして目的はどの世代も同じです。「自然な美しさ」を維持するためのものですので、正しい使い方のメモを読みながらケアする楽しみがあります。

 

一つ特徴をあげるとすれば、クレマンスさんはフランスの方ではありますがアメリカでお暮しですので欧米で手に入りやすい化粧品がメインです。手作り系のケア法はありません。あとケミカルっぽいものよりも自然派化粧品が多くあげられています。

 

オーガニックと最先端の科学美容、どう折り合いをつけるべきか

今はフランスでもそれほど美容整形に対する抵抗感はないんだそうです。日本でもプチ整形など医療の力を借りることが珍しいことではなくなりました。私個人としてはクレマンスさんがおっしゃるように、まずは持っている素材を生かせ!と思うのですが、歳とともに出てくるメイクで対応できない問題は医療に頼ることもありだと思います。

 

とにかく内容豊富で読み応えがあります。この本、きっと読みなおしたくなると思うので紙版も買おうと思っています。おススメの一冊。