『女の人生は朝10分のメイクで変わる』森本美紀 著
メイクと髪型、どうすべき?
緊急事態宣言が解除となり出勤が復活。このまま在宅勤務が続いてくれたら!と心の中で叫んでいる人、きっと多い事だろう。とはいえ、まだまだ油断も出来ない状況に変わりはないので気を付けなくてはならない。
この本はずいぶん前に買ってあった本なのだが、久々に身だしなみに気を使わなくてはならない状況が復活したので心を引き締めるために読んでみた。まあ、今はマスクをしなくてはならないので顔の半分が隠れてしまう。その上マスクで顔がかぶれたりということもあるのであまりゴテゴテ塗り固めようとは思わない。とはいえ、今までのリモート生活では如何様にもごまかしが利いていたけれど、実際に対面するわけなので相手に不快感を与えない程度には整えなくては。
ということで、結論から。この本で学べたことは2つ。一つは目の周りのメイクのポイント。メイクは全体的にVラインを意識すると良いらしい。下がってるより上がってる方が与えるイメージが溌剌として見える。眉毛も一文字ではなく、眉頭から眉尻までがV字になるように緩やかなカーブを意識すると良いらしい。
確かに眉毛は顔で一番大切といっても過言ではないかもしれない。江戸時代の公家の麿さまの眉毛は表情を悟られないようにするためのものだと聞いたことがある。ビックリすると眉が上がるし、嫌なことがあると眉間にしわが寄る。ということは、相手は眉毛で表情を読みとり、心理作戦に眉毛からにじみ出る心の声は禁物だ。つまり眉毛は心の鏡ともなる大切なパーツということになる。なのでちゃんとケアしなくちゃなあ。
そしてメイクの濃さについてもヒントが山盛りだった。そもそも下手だと厚くなる。本当は全部隠してしまいたいくらいなんだけれど、シミとかそばかすとかしわとか、カバーしたくなるところが山ほどあるとどんどんファンでが厚くなる。しかも隠れていないから困ったものだ。
経験から学んだことは厚化粧よりナチュラルメイクのほうがまだまし、ということである。時間が経つとメイクはどうしたって崩れてくる。というか、はがれる。いやもう目も当てられない。厚化粧の崩れっぷりよりナチュラルメイクのほうが崩れっぷりの方が手直しが利くのでなるべく薄目を心がけている。
薄目を実現するにはファンでの使い方を工夫しなければならない。化粧を初めて何年も経つというのに未だ手加減がわからずにいたのだけれど、この本を読んで少しだけ程度がわかってきた。ちょっとやってみたいと思ったのが、ハイライトの代わりにパール入りのパウダーを使うなどなど、限りなく軽めを目指したいと思う。
ところで、ナチュラルメイクとはメイクしてない風で自然な感じということだと認識している。自分の持っているものを全部長所として隠さない。例えば最近話題のこの方、結婚前はこんな感じのメイクで「ナチュラル」なメイクだと言われていた。
確かにほくろもそばかすもそのままに眉、まつエク、チーク、リップくらいでネイルも控えめだ。
それが移住直前、カナダから戻った時は「ハリウッド風」と評されたメイクで登場。
目の周りもしっかりとメイクが施されていて、この後とっても残念な写真を撮られてしまっているのだけれど、目の周りが真っ黒で眉間にしわを寄せ、上の笑顔とは同じ日の出来事とは思えない。
そして、昨今話題のインタビューではまたちょっと雰囲気が変わって見える。
あえてセンター分けの写真をいくつか出してみたのだけれど、メイクってほんと人を変えるなあと思ってしまった。眉毛、目の周りのメイクの濃淡、あとアメリカ風のぽったりした唇はこれはリップだけの効果ではないと思うけれど、確かに雰囲気が違って見える。眉、細くなってる。
まあ、スポットライトを浴びるわけではない日本の一般人にはここまでくっきりはっきりなメイクは必要ないけれど、確かにメイクで人に与える印象は変えられるんだなということがわかったかも。人に不快感を与えず、清潔感のある身だしなみを心がけたい。