Dahlia's book log だりあの本棚

読書で得た喜びをここに記録として残します。 こんな本を読みましたという備忘録として。

#562 この頃の”何着てもダメ”問題を解決したい~「カワイイ私の作り方 1」

『カワイイ私の作り方 1』六多いくみ 著

まずは髪から。

 

Kindle Unlimitedを1年契約にし、あれもこれもと読みたい本をチェックしているのだが、どうやら一度にブックシェルフに保管できるのは10冊までらしい。ということで、チェックしていたものをどんどん読んでしまおうと本書を読んだ。

 

このところ毎日のように何を着るべきか、どんなメイクをするべきか、上から下までのコーディネートをどうするべきか、全くもってわからなくなってきた。まずは痩せろというい前提は有無を言わさず横に置いておいて、今考える理由としてはコロナ禍以降、お気に入りのモデルさんや女優さんがどんどんとシンプルで健康なライフスタイルをアピールするようになっているから、というのがある。

 

私は全くもってお隣の国の芸能あれこれに興味がないし、そもそもいい大人がアイドル風というのもちょっとおかしい。まあ、好きなファッションを楽しめば良いとは思うが、目標とするところはエレガントかつかっこいい女性なので、あまり日本の「かわいい」な流行りに乗っかるタイプではなかった。昔から自分の容姿を棚に上げ、世界で活躍するモデルさんを見て「お美しい~!」と憧れていたくちだ。

 

今、一番好きな女優さんと言えば、Gemma Chanというイギリスの女優さん。

ね、おきれいでしょう?英国育ちでOxford卒の才女です。ドクターフーとかシャーロックに出ていた頃からのファンです。アジア女性あるあるだと思うのだが(あくまでも個人比)海外で「美しい」とされるアジア人女性は頬骨が高く、頬が広く、目がシャープで、日本では決してモテるとは言い難いタイプが多い。でもGemmaはアジア人が見ても美しいし、欧米人が見ても同様で知的かつオーラのある美人さんだ。

 

そんなGemmaもコロナ禍以降は雑誌の撮影などでも少しラフな感じが増えているようで例えばこれはHarper's Bazaar UKの写真だが、いつもよりもかなり控えめ。メイクも薄めだし、髪もアップのほうが似合うと思うが、こんな感じの写真がインスタなどにもあげられている。

 

Gemma Chan is 'really lucky' in four-year romance with Dominic Cooper -  insideheadline

 

Gemmaに限らず、ノーメイクの写真を上げるモデルさんもいるし、この頃は加工すらしない写真までUPされている方もいて、欧米もナチュラルなライフスタイル(のように見せている可能性もあるが)が好まれつつあるのかもしれない。

 

それでファッションやメイク関連の書籍をみつけてはチェックしているのだが、本書はタイトルに惹かれて読んでみることにした。主人公は契約社員として化粧品会社に勤めることになった秋という女性で、同じ会社の春乃の指導のもと、少しずつ美を得るというストーリーだ。

 

まず、秋は学生時代から同棲していた彼氏と別れたばかり。もともとちょっぴり自分に自信がなく、人見知りなところがある。身なりに気を使うタイプでもなく、超サバサバしたタイプの27歳。ちなみに秋と春乃は同い年だが、春乃はチームを引っ張るリーダーだ。

 

化粧品会社に勤めることで、まわりの目を意識しだした秋は服、髪、メイクと自分を変えていくことを決心するというお話。

 

 

1巻では具体的なメイクの技や、ファッションの秘訣などはないが、秋が本当に今まで「おしゃれ」をしない人間だったことから、本当に初歩の初歩からのスタートだ。一歩一歩新しい変化を取り入れ、きれいになって女性としての自信もつくような展開が予想されるが、本書はそんなおしゃれの技より心の開き方に重きを置いているように感じられた。春乃の教えで参考になったのは、女は髪!ということ。髪をきれいにしていれば見た目が大幅に変わり、気持ちも変わる。春乃は寝る時はナイトキャップを被るほど髪を大切にしている。確かに髪型がステキだとおしゃれ度が増すのは間違いない。はー、そろそろ髪型変えようかなーという気になっているところ。

 

それにしても秋の気持ちはよくわかる。メイクで美しくなるにはお金がかかる。プチプラといってもある程度揃えたら数千円はするだろうし、何から揃えれば良いのかわからなかったり、似合う色や肌質に合うものなど、本当に奥が深い。

 

本書、1巻まではKindle Unlimitedで読めるが2巻目は有料となっている。続きを読むのはもう少し巻数が出揃ってからでもいいかな。