Dahlia's book log だりあの本棚

読書で得た喜びをここに記録として残します。 こんな本を読みましたという備忘録として。

#702 衝撃!モチベあがります~「問題解決力を高める「推論」の技術」

『問題解決力を高める「推論」の技術』羽田康祐 著

Audible

 

すっかりはまりつつあるAudible。ビジネス関連の書籍で気になったものを片っ端から聞いている。2カ月無料のキャンペーンの間にできる限り多くの作品を聞いてみたい。気になっていた書籍や話題になっていた書籍も「読みたいな」と思いつつもなかなか手が出ずにいたものがあり、運よく会員プランに作品がある場合には、まず聴く。良ければ書籍も購入という方向性で行くことに。

 

本書に関しては聴いてすぐにKindle版を購入。ところで、手元では3台のデバイスで本を読んでいるのだが、そのうち2台がパソコンであり、それぞれがうまく同期できずで困っている。メモを共有したいのにそれがもう一方に反映されないので不便。早い段階で方法みつけて手を打とう。

 

さて、本書はタイトルに全てがあるように、ビジネスのみならず物事に仮設をたてて対処する方法を記している。ロジカルシンキングの書籍などにありがちな内容が上手にまとめられており、耳からの情報がしっかりと頭に残る。これ、毎日聞いてたら仕事のレベルが上がりそう。

 

仮説を立てるには帰納法演繹法というのがあり、よく空・雨・傘で表現されることがある。まず、帰納法は具体例をもとに結論を導く方法で、空・雨・傘ならば「天気予報のデータを見ると、今日のような天気は雨の確率が高い」という例から、「今日は雨が降る」という仮説を出す。演繹法はその逆の意味で、与えられた前提となる情報から推論し、結果を出す。空・雨・傘ならば、「空が曇ってきた(事実)」→「雨が降りそう(解釈)」→「今日は傘を持っていこう(判断)」となる。この二つは似て非なるもので、どの場面にどの方法を使うかはしっかり考えなくてはならない。

 

普段の生活で何かを推論することもなくぼんやりしていたが、この聴書で今までなんともったいないことをしたのだろうと思わざるを得ない。訓練というほどのことでもなく、ちょっとの練習でこういった思考は身に付くだろう。やってみるとそう難しくもない。

 

論理的に話しを進めるにも、だらだらと長い表現から簡潔でわかりやすい説明のためにもしばらくは本書を聞き続ける予定だ。後々のためにAudible版を購入しておこうかと思ったら、書籍の数倍の価格だったので、とりあえずはKindle版だけで我慢。