Dahlia's book log だりあの本棚

読書で得た喜びをここに記録として残します。 こんな本を読みましたという備忘録として。

#835 空間を想像するのって難しい!~「変な家 HOWLコミックス版」

『変な家 HOWLコミックス版』雨穴 作、綾野暁 画

間取り図の謎。

 

年末の一大イベント、ブラックフライデーも無事終了。今は少し心が落ち着いているところだ。何かと疲れてくるとなぜか日用品が買いたくなり、自制しなくては!と思うのに食器や鍋をまたもや購入してしまった。断捨離中なのにと反省…。

 

さて、そんなブラックフライデーの期間、ふらふらとアマゾンを徘徊していたところ読みたかった書籍のコミック版が出ていたので早速購入してみた。現在2巻まで出ており、ストーリーはまだ続いている。

 

なぜ小説版を買わなかったかというと、私は空間を想像する能力が欠如しており地図なども読めないほど感覚が鈍い。スマホでマップを見ながら行き先を目指しても目的地に到着できなかったり、ものすごく遠回りをしてやっと着くなんてことも多々ある。小説版はどんどんと評価がアップし読書欲を掻き立てられたのだが、気持ち的に余裕がなかったこともあり、ものすごく集中して読まない限り、私にはこの空間を読む力はないだろうと判断した。そもそも表紙にある間取り図を見て、タイトルが「変な家」と言ってはいるが、どこが変なのか一つも想像力が働かなかった。

 

 

ということで、ストーリーは気になっていたのでマンガ版があると知り早速購入。まだ2巻までということで終わりまでは遠いと思う。

 

マンガで良かった!と思えたのは、間取り図が何度も登場してくれるので都度前に戻って確認する必要がない。そして絵を見ることでどこに注目すべきかが秒でわかるので、空間を把握する作業に翻弄してストーリーが呑み込めなくなることもない。

 

そもそも絵を描くのが得意な方や、立方体の組立図を見てどんな形になるのかすぐに想像できちゃう方には私の悩みはわからないだろう。そしてそういう方でもマンガ版を楽しめると思えるのは、家の外観やその環境などを想像するTipが描かれているということだろう。

 

ホラー推理小説作品なので内容については詳しくは語らないが、とにかく家の構図に謎な部分が多く、それを追っていくというストーリー。絵のタッチもきれいで読者の想像力を邪魔する要素は皆無。

 

 

2巻までかー。早く続きが読みたいのだが、やっぱりここまで読んでも小説はまだ敷居が高く、やっぱりマンガ版を待とうかなと考えているところです。