Dahlia's book log だりあの本棚

読書で得た喜びをここに記録として残します。 こんな本を読みましたという備忘録として。

#813 祝!アニメ化~「薬屋のひとりごと 14」

薬屋のひとりごと 14』日向夏 著

アニメ化!

 

夏休みを終え、死んだ魚のような目でがんばって出勤しているところ。あと何日かすればいつも通りの毒素に慣れるはずーと、全てにおいて棒読みの日々である。まあ3連休でまた気分転換になるとは思うが、次の休みは年末年始かと思うと遠いわー!と叫びたくなる。

 

ラノベで唯一購読している作品。予約購入してあったことをすっかり忘れていた。

 

この作品、新刊が出た時は必ずその1つ前の作品から読み直すようにしている。ラノベはタッチが軽くあっという間に読めるので、内容も完全に思い出せて良い感じだ。

 

さて、本作品はまずは漫画化され、今ではその巻数も増えてきているはず。私は小説派なのでマンガは読んでいないのだが、そのマンガがついにアニメで登場するらしい。

めでたい。めでたい。

 

やっと西都から戻った月の君や猫猫たち。戻れば戻ったでいろいろなトラブルが起きていた。まず、猫猫の同僚二人がなぜか猫猫の実家というか、羅の本家で部屋を間借りしていた。加えてなかなか出ていこうとしないことから、羅の家の者からも少しうざったい目で見られているらしい。羅の召使vs猫猫の同僚の図が明らか。

 

どうやら1年間都を留守にしている間に、皇宮内は大きく様変わりしたようだ。こちらでも派閥争いが起きていた。猫猫の父は人の顔を見分けられないが、唯一猫猫だけは判断が付き、溺愛中だ。猫猫以外の顔は将棋や囲碁の駒に見えているようだが、感情移入が無いせいだろうか、駒を動かす力に長けておりしっかりと軍部を統率している。とにかく変わっている人物だが、羅の一族は猫猫の父をはじめ、みな突出した能力を持っている。

 

その父も月の君とともに西都へと出向いていたことから、1年間で軍人らの中で奇妙な派閥が出来上がっていた。猫猫が務める医局には毎日けが人が運び込まれ、医局は今後ケガした者とケガをさせた者の両方からケガをした時の情報を聞き、調書にまとめることになったほどだ。

 

また、別の問題も起きていた。これは馬家の話である。馬家は皇族の身の回りを警護しており、特別な階級を受けることもなく皇族と最も近い位置で過ごす軍人一家だ。家を女が守り、皆ものすごく強い。今、その中で淡い恋が始まろうとしている。しかし、恋をしている本人はものすごく奥手な上に、力の調節が効かないほどに体力だけが突出している。そこで、一肌脱ごうと周りの者が動き出した。

 

14巻では猫猫の周りの人々の動きが大きく、猫猫自身の日々は大きく変わらない。アニメ化もされることだし、順調に次の作品がすぐに出るといいなあ。