Dahlia's book log だりあの本棚

読書で得た喜びをここに記録として残します。 こんな本を読みましたという備忘録として。

#796 猫とイギリス~「グッドモーニングレオン」

『グッドモーニングレオン』北郷海 著

猫好き。

 

風邪薬にはいろいろな種類があるが、総合風邪薬のほかにも症状別にピンポイントで治してくれるありがたいお薬があるので、今はその類のものを飲んでいる。飲み始めてちょうと1週間くらいたつのだが、おかげで症状は少し和らいできた。

 

ところで、今飲んでいるのは咳止めで、この薬を飲んでから寝ている時の咳が止まって少し眠れるようになり快眠である。ところが完全には治りきらず、すでに2週間も症状が続いている。今の風邪は咳が主な症状のようでドラッグストアでも品切れが続いているらしい。

 

この間、いつものドラッグストアにいつもの薬がなく、別のドラッグストアに行った際に教えてもらった話だが、咳止めは眠くなるし便秘の症状が出るらしい。そういえば、この薬を飲み始めてからというもの、やたらとのどが渇くのはそのせいだったのか!そういえば体重も増えていたけれどそれも薬のせいとは!それにしても、いつまでもだらだらとエアコンを使う環境にいるせいか、なかなか症状が回復せずでつらいところだ。

 

さて、体が本調子にならないので、お肌の調子もものすごく悪い。顔むくんでるし、変なところに吹き出物ができるしでますます気が乗らない。ということで、マンガを読む。

 

本書はイギリスについて調べていた時に出てきた一冊。タイトルにあるレオンはこの表紙に描かれているイギリス紳士の名前で、膝に乗るシャム猫の名前はジャック。

 

イギリスに猫なんて好きなもの同士でものすごく惹かれる内容だ。ということで、1巻目を早速読んでみたのだが、これはきっと2巻目も買ってしまうだろうなあ、な勢いである。

 

レオンは教授職についている。このほど離婚したばかりで、今はジャックとの二人暮らしだ。

 

レオンとジャックは仕立て屋で出会った。レオンが離婚裁判に行くために来ていく服がなかったため、スーツを一着仕立てに行ったのがきっかけだ。そこにいたのが子猫時代のジャック。ジャックはテーラーの職員が貰い手を探している最中で、なかなかやんちゃな性格である。

 

ある日のこと、いつもの通りテーラーの中で遊びまくっていたジャックは、一人の男に目をつけた。それがレオン。仕事に離婚にとへろへろだったレオンだが、仕立ててもらった素敵なスーツを身に付けていたところ、ジャックがそばに寄ってきた。互いに惹かれるジャックとレオン。それから、二人は一緒に暮らすこととなる。

 

本書が気に入ってしまった理由は、建物の感じなどが結構リアルにイギリスだからである。イギリス風なマンガを読むと天井の高さや窓の位置などがあまりリアルに感じられないことがあるのだが、本作はものすごくイギリスっぽい。ほかの作品では明治や大正あたりに建てられた洋館をモデルにしているのかな?と感じる風景が多い。ところが、本書は細かいところがちゃんとイギリスだった。

 

 

この庭の感じなんかもすごくイギリス。

 

ところで、イギリスと言えば猫より犬。猫が登場する作品はものすごく珍しいのでおすすめです。