Dahlia's book log だりあの本棚

読書で得た喜びをここに記録として残します。 こんな本を読みましたという備忘録として。

#746 旅人を見、自分も旅に出たくなる~「ぼっち台湾」

『ぼっち台湾』ナガラヨリ著

旅の思い出。

 

この頃外を歩いていると海外からの観光客がものすごく増えたなと言うのを実感する。そういえばG7もあったし、その関係でより賑わっているのかもしれないけれど、電車に乗っても街中を歩いていても、とにかく多い。いいなあ。私も旅行に行きたいなあ、と羨ましさを募らせながら本書を読んだ。

 

コロナ後、初の海外は出張での北米でこれまた仕事をしただけのなんとも味気ないものだった。空港で現地のクッキー買った時くらいしか自由時間がなかったような気がする。あと空港のキオスクでハリー王子の「Spare」という本が叩き売りみたいな価格で売られていたのだけはよーく覚えている。

 

プライベートで海外に行くならば、私は絶対に台湾を選ぶだろう。台湾は台北に3度行ったきりで、他のエリアに行ったことはない。台湾には台中、台南、高雄と他にも行きたい都市があり、いつか訪れることを夢見ている。ということで、旅行気分を予習すべくKindle Unlimitedで本書を読んでみた。

 

まず、本書は2018年の旅の記録になっているので、もしかするとコロナを経ての今の台湾は少し様子が違っているかもしれない。とはいえ、台湾の温かさは全く変わらないので「やっぱり台湾一択だな」と思ってしまうのである。

 

「台湾は一人でもダイジョブ。台湾がガンバル」ああ、台湾!この心温かさはどこから来るのだろう。日本は「おもてなし」とか言いつつも、心を尽くして相手に尽くすといった感情すら、どこか型に嵌ったような、というよりマニュアル化して型を作らないといけないほどに日本人の感情は残念なことになっているのか?と思う面すらたまにある。

 

さて、台北旅行といえば九份を訪れる人は多いだろう。「千と千尋の神隠し」の舞台のモデルらしく、ファンの方は絶対に訪れたい場所のうちの一つだと思う。ここ、残念ながら移動手段が車しかない。車酔いが激しい私は、今までずっとここには訪れずにいたのだが、これを読んで俄然行きたくなってしまった。

グッズに癒されたい!

 

さて、本書は台北だけではなく高雄も訪問しており、旅行日程も1週間程度とそれほど長くはない。次回自分が旅する時のルートの参考になる点もあり、より一層台湾熱が高まってきた。

 

ああ、旅したい。ゆっくり自分の時間が取りたい。GWからまだ数週間だというのに、体と心のコリがどんどん拡大していく感があるのは、やっぱり休めてないからなんだろうなあ。