Dahlia's book log だりあの本棚

読書で得た喜びをここに記録として残します。 こんな本を読みましたという備忘録として。

#545 6年前の北欧スタイル~「北欧ライフスタイルマガジン 2016 September」

『北欧ライフスタイルマガジン 2016 September』a quiet day著

北欧ライフスタイルについて。

 

この頃出張が続いており、移動時間が長くなったせいか時代小説ばかり読んでいる。ちょっと偏っている気がしてきたので、ライフスタイルについての書籍も読んでみようとKindle Unlimitedからこちらを読んでみた。

 

北欧といえば、今やもうインテリアにおいてはおしゃれの代名詞のようなところがある。北欧のデザインは機能的美しさもさることながら「ほっこり」な要素があり、それが傍にあるだけでリラックスできる。視界に入って邪魔になるところが全くなく、むしろ確実に視界に入っているのに全くアピールしてこない自然さも素晴らしい。

 

とは言え、実際の北欧の生活がすべてマリメッコで固められているわけではないだろうし、ドラマを見ると家の構造に違いはあれど日本と変わらないように感じられる点も多々ある。そろそろ日本においては「北欧」のイメージが独り歩きするような事態となるやもしれない。

 

さて、この本は2016年秋に刊行されたもので、すでに6年も前のものとなる。雑誌のページは多くはなく、英語と日本語で書かれているようだ。

 

 

残念ながらPage Flipが有効ではないタイプなので、拡大しても文章が良く見えない。よって写真のみを楽しく拝見したのだが、上の食器などは今の波佐見焼のようで互いに似せに行っているのかな?と思う点も。インテリアの流行も5年たてば徐々に変わっているように思えるところもあった。色の使い方、模様の大きさ、そして「ナチュラル」に見えるような見せ方が今とは異なる。

 

こちらの写真など「イギリスですよ」と言われても、「デンマークです」と言われても通用してしまいそうなところがある。これを見ながら北欧スタイルってなんだろう?とちょっぴり考えてしまったり。

 

個人的な北欧イメージはグレーの使い方にあると思っている。グレーがかった色あい、グレー+レモンイエロー、グレー+アイスブルーみたいな組合せも北欧風ではないだろうか。決してショッキングピンクと蛍光グリーンのような色使いを見て「これは北欧だ!」という人は少ないはず。

 

少し前の北欧スタイルを見ていると、今の北欧スタイルには断捨離要素が組み込まれ、シンプルすっきり、それでいてちょっと刺し色で感情を引き立てる風に洗練されたように感じられた。

 

さて、そろそろ梅雨も来るかという時期に入ったが、私の衣替えは一体いつ完全に終わるのだろうか。