『フランス人のオシャレスナップ 2021』クウネル
パリのスタイル。
2021年号は「サンプル」から「スナップ」にタイトルが変わったようだ。黄色い表紙が書店でも引き立っていた。
さて、昨日に引き続きクウネルのパリファッションシリーズを読んでいる。
今年はフランスもコロナで大変だったはず。これだけのスナップを集めるのは大変だったことと思う。HuluでTV5Mondeを見ているとファッション関連のイベントも延期になっていたようだし、バカンスでさえひっそり気味だったという。とにかく、そんな中でもパリのマダムたちは圧倒的に個性的で人生を謳歌していた。
本号でとてもとても気になったのがパンツスタイル。やはり始終靴で生活する欧米人と室内では靴を脱ぐ日本とでは違いが出るのだろうか。フランスのパンツスタイル、ずいぶんと丈が長い。地面スレスレの長さで裾に泥はねがある写真もある。靴を脱いだら完全に裾を踏む長さだろう。
普段はやらないのだけれど、このコロナ禍の間にネットでいくつか服を買った。いつも買っているブランドの物だったのだけれど、着てみるとちょっと着丈が短い。スニーカーに合わせるなんとも微妙な長さで「ああ、これは失敗したな」と試着の大切さを学んだ次第。スニーカー通勤でもビジネスで通用するスタイルにするにはやはりパンツの長さが大切なんだと思った。
当たり前のことだけれど、洋服と言われるものが日本に入って来てまだまだ数百年。もともとそのスタイルだった西洋の人にとってはスカーフにしても、バッグにしてもそれぞれの個性で合わせていて、同じようなルックスにはなっていない。個性を追求するには、あれこれ手を出すのではなく、自分が好き!と思ったものを使い切ってどんな形が自分に合うのかを知っていくほうが近道なのかと思う。
これから大切にするだけではなく味わい尽くさなくちゃ!と決心。