Dahlia's book log だりあの本棚

読書で得た喜びをここに記録として残します。 こんな本を読みましたという備忘録として。

#526 そんな、急に英語で会議とか言われても!!~「英語のWeb会議 直前3時間の技術」

『英語のWeb会議 直前3時間の技術』柴山かつの 著

Zoomなどを使ったオンライン会議のための英語。

 

連休前最後の出勤日、そして4月最後の営業日の本日、今ものすごく焦っている。なぜなら、昨日帰りがけに海外とのオンラインミーティングに参加するよう要請があったからだ。しかも時差も加味した上で遅めの夕方に実施と完全にGW前の楽しい気分が一瞬にして遠のくような指令である。

 

ああ、困った。このところメールのやり取りはあるとは言え、英語を話す機会がとんと無かったので言いたいことが言葉になって出てこない。しかも担当分野と言えば大枠で言えば担当なのかもだけど、今まで全く接点のなかった分野のお話を聞くらしいので、いつもの焦りより数倍わわわわわわわわわわ、となってしまった。日頃、地道にコツコツと勉強すべきだった!とこういうことがある度に激しく反省するのだが、とりあえずは迫りくる目の前のオンラインミーティングをどうすべきか。そこで、帰りに書店に駆け込み、本書を購入した。

 

本書は3時間でどうにかオンライン絡みの言葉を覚えましょうという設定になっており、カウントダウン方式で本番3時間前、2時間半、2時間、というように30分刻みで何を覚えるべきかを紹介してくれるという優れモノだ。しかも音声ダウンロードもできるのでより一層便利。

 

さて、毎度とっさに出てこないのがオンラインミーティングにつきものの「ハウリングしてて聞きにくい」とか「お声が途切れてますよー」とか、「画面オフになってません?」みたいなちょっとした言葉だ。オンラインの時はなぜか別の緊張感があり、対面でのやりとりの方が楽に感じることもある。慣れれば違うのかもしれないし、それこそ海外とのやり取りが日常茶飯事であればこんなに「困った!」となることもないのだろうけれど、英語で話すということが私の場合、相当な圧力になっているのだろう。

 

そんな、とっさの言葉が巻頭に整理されており、後半に行くにしたがって実際の会話文章でより深い説明が続く。これは会話を前提としているので、具体的な文法の説明などはないけれど、とりあえず丸暗記すれば応用が利くものが多い。

 

私はこれを昨夜3時間、音声とともに一通り練習し、移動の際など隙間時間をつかって耳で覚えようと思っている。ただ一回り声に出してリピートしたしただけなのに、日頃自分が言えずにいた文章がなんとなくイメージとして頭に残ったので嬉しい限りだ。

 

スキットは社内の会議、社外の会議、面接などがあり、大体は小売業が設定となっているので製造業の技術部門さんや専門分野の会議に参加する場合には少し物足りないかもしれない。しかし本当にたった3時間でなんとかなりそう感が出てくるのはすごいと思う。

 

一先ず、付け焼刃でどうにかしたい人は必ず自分でも声に出して文章を読むこと。同じ文章が何度も出てくるので知らず知らずのうちにちょっぴり身につくから不思議だ。ああ、これ使いたい!と思うものには私はマーカーで線を引き、必要文章をあとでまとめようと思っている。

 

私が言いたかった文章だが、「皆さん、発言中以外はミュートにして頂けますか?」と表現すれば良いようだ。ちなみに、Can everyone mute your lines when you're not speaking?で、書き起こしてみるとなんとシンプルな文章だろうと驚いた。やはり相手はお得意先だったりするので頭の中は丁寧な日本語を心がけるように脳が動いている。その普段より丁寧めな日本語を英訳しようとするから言葉が出ないのかもしれない。

 

とりあえずあと数時間。がんばって勉強します。