Dahlia's book log だりあの本棚

読書で得た喜びをここに記録として残します。 こんな本を読みましたという備忘録として。

#424 おせち作る予定ならこの「付録」は絶対見るべき!~「天然生活2022年1月号」

『天然生活 2022年1月号』扶桑社

おせちレシピが豊富。

 

特別な理由がない限り雑誌類は買わないようにしている。特に紙のものは年に数冊買うか買わないかで、料理かインテリアか海外のお気に入りの街の特集ものが中心だろうか。ファッションなどの流行に左右されるものでもどうしても欲しいと思った時は電子書籍版を買っているけれど、それを含めても本当に雑誌を買う機会が減っているように思う。

 

そもそも、読みたい本がたくさんありすぎるのに、ただでさえ種類が多い上に週刊、月刊、季刊誌と早いタイミングで次のものが出てくる雑誌にまでなかなか目が届かない。それどころかこの間Black Fridayが終わり、楽天Amazonに参戦ししっかり散財したばかりだというのに、今度はAmazonがこんなことを!!!

 

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気になる方はこちらからどうぞ ↓

Amazon.co.jp: 50%ポイント還元 Kindle本冬のキャンペーン: Kindleストア

ちなみに、アフィリエイトとかやってないのでお気軽にクリック下さい。毎月買いすぎないようにギフト券を定額購入していて、その範囲内で賄うようにしている。Black Fridayの時、ギフト券の購入のポイント率が良かったのでにいつもより多めの額のギフト券を購入した。それが↑のキャンペーンで全額使ってしまったどころか、ギフト券の残高がゼロになっていたのに気づかず、ずいぶんと予算をオーバーしてまで購入してしまった次第。ちなみに、満を持してこれを買いました!!!

ずっとずっとずっとずっと読みたいと思っていた作品、全24巻が合本になって9,350円。そのうち50%の4,675円がポイントとして返還されるなんてすごすぎませんか?あとは残すところ『剣客商売(一~十六、番外編) 合本版』が欲しいところで、これだけのポイント還元があったら買えちゃうぞ!と俄然時代小説寄りの読書ライフが続きそう。他にもシリーズものをいくつかまとめて購入しているので、またまたアガサ本を読むタイミングを逃してしまいそう。このキャンペーンで購入した本がすでに100に到達しそうな勢いで、物欲というか、読書欲が止まらない。読む時間ちゃんと確保しないとなー

 

さて、本題です。普段雑誌を買わない私、「天然生活」という雑誌があることは知っていたけれど、手に取って読んでみようと思うことはあまりなかった。それが今回鼻息荒く早速購入した上に、わざわざここに書き残すことにしたのには理由がある。それは付録がすごすぎたから。

 

最近は付録がメインのようなムック本なんかもあるし、女性誌は化粧品だの雑貨だのちゃんとしたメーカーやブランドと協賛したものが付録としてついてくる。最近は雑誌の価格が1000円いかないくらいのものが多いから、いかに「おまけ」の部分に費用が使われていて、それが出版社さんの戦略なんだとは思うけれど、世の中断捨離ブームはまだまだ続いているし、本当に欲しいなら別だけれど小さなおまけで1000円出すかとなると考えどころ。

 

でも、今回の天然生活は900円出す価値がある。今回の付録は2つあり、一つは二四節気七十二侯が記された暮らしのカレンダー。実は10年ほど「ほぼ日手帳」を使っていた。海外でも購入できたし、毎年カバーを選ぶのも楽しかったけれど、スマホのアプリで事足りるし、仕事のメモや会社から支給される手帳で十分となり数年前から紙の手帳を持たずに過ごしている。なによりもほぼ日手帳、重いのです。カバンの中で主張してくる存在感がものすごいのに反比例してメモする内容もあまりなく、数年前に思い切って断捨離。でもやっぱり六曜とか旧暦とかが知りたくなる度に検索するのが面倒なので、来年はこのミニカレンダーを手帳変わりに持ち歩こうかと思っている。薄いし便利。

 

そして、購入のメインであるすごい付録はこちら!

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何がすごいって、監修が豪華!12人の料理家さんがそれぞれのレシピをご紹介されている。中には大原千鶴さんなど京都らしさ漂うレシピがこれまた美しい写真とともに掲載されている。

 

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鯛かぶらがなんとも美味しそう!そして器と盛り付けのバランスも本当に勉強になる。基本のおせちも一つ一つレシピが掲載されている。こちらは松田美智子さんの監修。

 

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他に伊達巻や栗きんとんなんかもあり、これこそ日本の正月!なレシピが並ぶ。

 

タイトルに「年末年始の」とあるように、クリスマスから七草まで対応できるレシピがある。おかゆなんかもあってちょっとほっこり。そもそも雑誌本体のページ数が114ページで広告がかなりあるから読むべきところは2/3としても80ページ程度だろうか。ところがこの付録、なんと67ページもある。それもしっかりした紙質のもので(むしろ雑誌より付録の紙の方が立派!)長く使える。

 

去年は簡易に済ませてしまったけれど、今年はおせちを作ろうかなと思い立ったのは良いが「うちでは食べる人が少ないから省略していたけれど、私は結構好きだし、今年は作りたい」みたいなものの作り方がわからない。(栗きんとんです)そんな時にたまたま書店で本書を見かけ、Amazonでチェックし、まさにこれこそ欲しかったもの!とすぐに購入した。

 

おせちはその地域によって内容に差があるだろうし、お雑煮に至ってはお餅の形から出汁まで地方の特色が出て面白い。ただ、縁起を担ぐための料理で必ずお重に入っているであろう全国共通のものについては親から教えてもらえる人はかなりラッキー。一から覚えなくてはという人は本や動画をチェックすると思うけれど、動画は消えてしまう可能性もあるから、私は参考になる本が一冊あれば良いと思う。本があれば動画で覚えた内容なんかもメモできるし、そもそも年に1度しかないおせち作り、ちゃんと記録を残しておかないと味を作るにも大変。

 

私は今まで母がメモしてくれたものを自分で作った料理ノートに貼って毎年チェックしている。それでも作り方を忘れてしまうこともある。いつか本を買わなくちゃと思いつつ、年末が近くなると書店であれこれ探すのだけれど、どれも本格的すぎる。私が求めるのは豪華な料亭のおせちみたいなものじゃなくて、家族で三が日の間につまむ程度の量でよいので、それこそ上にある付録の表紙のような最低限の縁起を担げるものでよい。これに数の子あれば尚最高。

 

なんと「天然生活」は毎年カレンダーとこのレシピ集を付録につけているらしい。これは来年も買ってしまいそうな予感です。本当に買って良かったと思える大満足な1冊。天然生活、今後注目したい。