Dahlia's book log だりあの本棚

読書で得た喜びをここに記録として残します。 こんな本を読みましたという備忘録として。

#409 紳士も読んでる!~「神様の御用人4」

神様の御用人4』浅葉なつ 著

良彦、ついに!

 

いやいやいやいや、ないわ。ほんと、ないわ!と今朝一人で愕然とした。今頃になりコロナ太りしている話は数日前に書いたと思うが、今朝、人生で最大体重を記録した。もうこれは本格的にダイエットしないと二度と痩せられない気がするので、今日よりダイエットを始めることにした。そもそも、ここ数年で増えた体重が約5キロ。これを叩き落とすことにする。今後ダイエットについても記録をしていくことにしたい。

 

さて、毎日通勤で電車に乗っている時間は片道25分前後。その間、読書か語学の何かを聞いていることが多い。この間、帰宅路での電車内でのこと、とてもシックな装いの紳士が私の向いの席に腰を下ろした。グレーヘアはきれいに整えられ、シルバーフレームの眼鏡にオフィスカジュアルな感じの装いだった。素敵な人というのはつい目が行くが、その方も図らずとも周囲の視線を集めてしまう、そんなタイプの男性とお見受けした。大学の先生のような、アート系のお仕事のような、落ち着いた雰囲気を纏っておられる。

 

紳士は座ってすぐにバッグから文庫本を取り出した。電車の中で楽しそうに本を読んでいる人を見かけると、何の本を読んでいるのかな?とつい覗きたくなる。でもそれはちょっと不躾な視線で観察することになってしまうので、普段は自分の読書に集中するのだが、その男性は本にブックカバーをかけていなかった。つい目を向けると、何か見たことのある表紙の本を読んでいる。きれいなイラストで、なんとなくラノベっぽい。よく見ると「神様の御用人」の文字が!どうやら紳士は10巻を読んでいたようだ。それを見て、久しぶりにこのシリーズの存在を思い出し、早速続きを読んだ次第。4巻はとても読み応えがあり、少し思うところもあったのでこれは思し召しだ!と勝手に思うことにした。

 

4巻で良彦の知らぬところで現在の「御用人代理人」という立場から正式な「御用人」となる昇格試験のようなものが行われていた。良彦の周りに集まる神々はそのことを知ってはいたが、当の本人は全く知らずにいつもの通り御用帳に現れた指示に奔走していた。

 

今回の舞台は和歌山県で、御用の主は天道根命(あまのみちねのみこと)だった。この神は今の和歌山、昔で言う紀国の祖と伝えられている。長い時が流れ自分の記憶がどんどんと曖昧になり、手元にある簪から何か恐ろしさのみが伝わってくるのだという悩みを抱えていた。良彦は親身にその悩みに寄り添い、解決へと導いていく。

 

本書では神武天皇皇軍としてこの地へ向かったところまでさかのぼり、紀国の平和を願う神々の想いがつづられていた。民を思う心、土地への愛情、人々の息災を何よりも願う神々の言葉に、なぜかふと昨今の渡米を決意した元姫君のことを思ってしまった。脈々と続くお血筋を私たちはお守りしていたと思っていたけれど、彼らにしてみればいつまでも解かれない任務なわけだし、それぞれ思いはあろうけれど…。まあ、庶民の私ごときに意見できるものではないが、ただこれは多くの人の心になかなか癒えないかすり傷を作ってしまったように思う。

 

さて、続きも早いうちに購入せねば!