Dahlia's book log だりあの本棚

読書で得た喜びをここに記録として残します。 こんな本を読みましたという備忘録として。

#321 インド、深いです。ヨガもアーユルヴェーダもチャクラも神話もみんな繋がってるんですね!

 『ヨガのポーズの意味と理論がわかる本』西川眞知子 著

45のポーズの意味を掘り下げる。

 

「日常にヨガを!」気分はすっかりヨガ修行僧で、少しずつ動画を見ながら体を動かしている。しかし気持ちはものすごくものすごく前向きプラスひたむきなのに、HOWの部分が抜け落ちた状態で心ばかりが先走っている。手持ちの服がびっくりするくらいに似合わなくなったことと、似合わないどころか入らない!という事態に陥り心を入れ替えることにした話は今週ずっと書いてきた。食べ方を変え、体と心のために独学でヨガをする。そのために本を3冊購入したのだけれど、2冊は正しいポーズの取り方とポーズの組み合わせのために、1冊は理論を補うために購入。本書はその後者にあたる。

 

昔からインドア派の私にとって、実際にボールを持ってゲームをするよりもルールブックを読むほうが気持ちが上がるタイプだったので、体で覚える!というセンスがものを言うスタイルはハードルが高い。目の前でさらっと踊って「さあ、やってみて!」と言われてすぐに踊れちゃう人がいるけれど、私は絶対にその場で固まるタイプ。むしろ本でも読んで事前に予習しておかないと体をどう動かすべきかわからずにおろおろしてしまう運動オンチ(今この言い方ってまだ使うのかな…)の気持ちは運動神経の際立った方には理解不能のことだろう。体動かすために本って…て思うんだろうなぁとは予想できるのだけれど、本気で予習がないと全ての動きが中途半端になり、絶対に覚えられないという自信がある。それもかなり満々。

 

この本は「まさにこれ!」とかゆい所に手が届いてしまいすぎて、変な感嘆詞を発しながら読書を進めることになるほど感銘を受けた。何がそんなに良かったのかと言うと、この頃ずっと取り入れているアーユルヴェーダとヨガが合体していることと、日本がヨガを取り入れてきた歴史を紹介するところで仏教とのつながりなどが感じられた点が特によかった。

 

ヨガは紛れもなくインドの文化で、考え方にヒンズー教や仏教が垣間見えることがあるように思う。体の中に宇宙があるというような考え方はアーユルヴェーダにも通じるようで、ヨガもアーユルヴェーダボリウッドもみんなつながってるんだな、と感慨深い気持ちになる。ボリウッドも最初は歌って踊って英雄たちが大騒ぎなものかと思っていたのだけれど、アーユルヴェーダについて学んでいくうちにストーリーの背景にインドの神話だったり道徳だったり宗教だったり、いわゆる行間のメッセージを感じられるようになってきた。そうなると俄然楽しさが増す。インド美人の美容ティップについてもアーユルヴェーダがベースになっていたりして、それもたどると深い深いインド文化につきあたる。

 

著者はインドで修行をされたり、北米などでも学ばれた経験があり、日本にヨガを紹介した著名人のレッスンなども受けておられる。ヨガを人生哲学としてご自身のスタイルをすでにお持ちなのだろうと是非他の書籍があるなら読んでみたくなり早速検索してみたら、アーユルヴェーダ関連の著書の方が多く、あとから読みたいと購入してある難しめの書籍も著者のものだったことがわかり驚いた。

 

ヨガとアーユルヴェーダ、そしてチャクラの概念が繋げるにあたり、ポーズをどう解くかを意識するということでインドの三柱の神様のお話がある。

 

ブラフマー:ものごとの始まりに関わる創造の神

ヴィシュヌ:新たな世界や開けたり新たなことが起こったあと、現状維持を担う神

シヴァ:消えていくこと、破壊の神

 

著者はこれをヨガにもなぞらえていて、今の日本のヨガはポーズを上手にとることにフォーカスしすぎているのでは?と疑問を呈している。ポーズを取るというのはブラフマーの役割で創造にあたるわけだけれど、ポーズを一瞬キメるわけではなく維持しなくてはならない。特にどのようにポーズを終わらせるか、それをもっと大切にすべきだと言っている。インドではヨガの神様としてシヴァ神が大切にされているそうで、ポーズを丁寧に解いていくこと、ゆっくりと終わりに向けて進み、しっかり終止符を打つような動作がヨガにも必要とのことであった。この部分にものすごく感銘を受けた。

 

そして、ヨガのレジェンド項目でいくつか紹介されていた書籍にも興味が湧いた。もちろんポーズについての指導もあって、45のポーズが紹介されている。今回買った3冊を丁寧に使い込んでいくことで独学ヨガも可能なような気がしてきた。

 

ひとまず本書のおかげで三日坊主にならないだろうなという予感がみなぎっただけでもすでにプラス。なんだろう、妙にワクワク。