懐かしい懐かしいナポリタンをおうちで。
いやいやついに来ましたね、オリンピック。先回のオリンピックから5年、コロナ禍があったせいか前のオリンピックのことなどあまり思い出せない。前のオリンピックってどこだっけ?と思わず検索してしまうほどで、もともとスポーツにそれほど関心がないせいかお祭り気分もちょっと薄め。とはいえ、世界のイベントなので各国の放送局が日本入りしており、BBCの好きなキャスターが日本入りしていてちょっと嬉しい。
この方のニュースは安心して見ていられるのでとても好き。日本はどんな風に伝えられるのだろうかというのも興味深い。イギリスの方、この湿度と暑さに耐えられるのだろうか。
とはいえ、開会式はなんとも微妙な印象としか言いようがない。大金注いでこれ?という気持ちもあるけれど、コロナ禍という大きな制限があったことは否めなく、個人的にはピクトグラムとドラクエと過去を振り返る映像に著名なアスリートの写真が多くでたことが楽しめたポイントだったように思う。あ、あとドローン。
さて、今日も紙の本を。本書は文春から出ている新書サイズのレシピ本で、本来はこの前に一冊あるのだけれど、間違えて「ひと工夫編」から購入してしまった。
この本に出てくるメニューは学校の給食に出てきそうな、子供も大好き、大人も大好きなメニューが多い。レシピ時代はどんな料理家さんの本にもありそうなものが多く、特にはじめてのお料理にでてきそうな種類の手順のシンプルなものが多い。なかでもトーストメニューなどは朝さっと作れるわりにはちゃんと手作りなレシピになっている。
子供が好きなメニューと言えば揚げ物で、から揚げは今や専門店が出来るほどになっている。そういえば昔はから揚げなんておうちでつくるお母さんメニューだったのに、今はいたるところにから揚げ屋さんがあるし、スーパーの出来合いメニューでも人気の品。家で揚げ物すると掃除が大変だからっていう気持ちもわかるけれど、揚げたてアツアツは本当においしい。でも最近のから揚げは冷めても美味しいからそこにスペシャル感があるのかな、とも考えられる。
そのから揚げにもコツがあるそうだ。少な目の油でじっくりと中の水分を飛ばすように揚げるのだそうだ。定番メニューを「ひと工夫」でバージョンアップになるのがよくわかる一冊になっている。
あとがきをカツ代さんの娘さんが書いておられるのだけれど、懐かしい母の味があるとありしんみりした。