Dahlia's book log だりあの本棚

読書で得た喜びをここに記録として残します。 こんな本を読みましたという備忘録として。

#320 手元に信頼できる教科書を置いて独学でヨガを試してみようと思います

 『YOGAポーズの教科書』綿本彰 著

100のポーズとポイントを指導。

YOGAポーズの教科書

 

「やばい」と思ってから即購入したのが小食とヨガの指南書で、今週から一気にライフスタイルの改善に取り組んでいる。志は大きく、今から10キロ痩せたい。それを1年くらいでゆるゆる達成したいと思っている。ちなみに太った10キロの内訳だが、最初の5キロは日本に帰国した反動で今まで夢に見ていた美味しいものや食べたかったものを遠慮なく食べていたら帰国1年で5キロ太った。残りの5キロはコロナ禍でぐうたら生活しているうちにあっという間に増量。着れる服も無くなり焦って追加購入したのはよいのだけれど、ぜんぜん素敵に仕上がらないので服じゃなく自分を変えることにした。

 

そして健康面でも太っていることは良い事とは言えないだろう。「体を動かす=通勤」な状態が続いているし、社内ではほぼ座っていて人との会話も限られるのでエネルギー消費効率が極めて悪い。よく簡単なことから始めようという意味合いで「エスカレーターではなく階段を使いましょう!」というのがあるけれど、大江戸線くらい地下深く掘られた路線ならまだしも、駅の階段なんてせいぜい数十段で普段から階段派だったにも関わらずあっけなく太ってしまった。座ってばかりの時間が長いのでどんどんと気持ち的にも負荷がかかってきているようにも思える。ここで意思の強い方ならば毎日10キロ歩くとか、毎日10キロ走るとか、筋トレやりまくるとか、いろいろな形で体を動かすプランを取り入れるのだろうけれど、私にはその方法は向いていない上に続けられることに重点を置いてヨガやストレッチで整えていくことに決めた。

 

昨日も書いたけれど、ヨガはなにもお教室での習い事ではない。独学だって可能なわけで、動画や書籍でも学べるようになってきた。多分、もし間違ったポーズを取っているならば体が逆に蝕まれていくはずだ。だって痛いし。

 

本書を購入したのは、「基準」を手元でチェックしたいと思ったからだ。ヨガはポーズの流れで体を作っていくものなので、一つのポーズを正しく取れなければ意味がない。むしろ無理してやったところでなんの効果もないはず。どのくらいならば外れててもいいのか、補助機材を使っていいのか、そんなところを点検するように購入した。

 

著者はヨガ業界では大変に有名な方のようで書籍も多い。数十年前に出された書籍もチェックしたけれどお姿が全く変わらないのでヨガにはアンチエイジング効果もあるのかな?と思わせるほどだ。

 

「はじめに」のところが面白い。

 

 ヨガを3日続けると身体の不調が緩和し、3週間続けると心の調子がすこぶるよくなり、3か月続けると体形や体質が別人のように改善し、そして3年続けると身体の節々が痛くなる(笑)…。

 これは私がワークショップなどでよく言う冗談なのですが、残念ながら多くの方のリアルな声、つまり事実でもあります。

 ヨガのポーズは、雑な言い方をすれば、関節技を自分にかけているようなものですから、やり方を間違えれば体を傷めるのは当たり前。それでも3年ほどは調子がよくなっていくのは、運動不足が解消していくからなのです。

 

なんとウィットに飛んだコメントだろう。この部分を読んだだけでも買って良かったと心底思えてしまうくらいに信頼度が高まった。以前、腰痛がひどかった時に整体の先生が「ヨガは体を痛めます」と言っていたけれど、ヨガのインストラクターからはそのような意見を聞いたことがなかったのでちょっと眉唾に思っていたところだ。

 

3年続けても大丈夫なように、一つ一つのポーズの特徴が記されている。見開きでポーズや呼吸の方法を写真付きで紹介し、加えてこのポーズがどのような意味を持つもので、どの段階で取り入れ、どんな性質の運動となるのかなどもまとめてある。

 

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実はヨガの本は3冊購入し、本書が2番目に読んだもの。動画メインの独学のなかで、どうしてもわからない部分に出会った時にはこの本の注意点を基本として学んでいこうと思う。今はビギナーなので大きなポーズを取ることはないと思うが、将来的にヨガがどうしても楽しくてしょうがない!と目覚める可能性も加味した上で買って良かった一冊。