Dahlia's book log だりあの本棚

読書で得た喜びをここに記録として残します。 こんな本を読みましたという備忘録として。

#167 焼きそばも地域でこんなに違うものなのですね

 『おせん 2」きくち正太 著

秋田の食材、今回もモリモリでした。

おせん(2) (イブニングコミックス)

おせん(2) (イブニングコミックス)

 

 

1巻目を読み終えた後の正直な感想は、「食べる側」からのアプローチが多く、「作る側」目線の作品を求めている私には少し物足りなさが残った。とはいえ、1冊だけではよくわからないだろうし、そもそもドラマ化するほどの作品でファンも多いようだ。もう少し読んでみようかと2巻目も購入。

 


1巻目には秋田の素晴らしい山菜が登場していたが、今回はB級グルメの王様「焼きそば」が登場。最近B級グルメと言われるもののランク付け的なイベントが行われているのだろうか。そういえば他にもいくつかそんな大会を見たような、見なかったような・・・。ラーメン、おでん、たこ焼き、お好み焼き、餃子、うどん、とあげればきりのない日本の庶民に愛され続ける料理はたくさんある。

 

そのやきそば部門で秋田県横手市のや焼きそばが日本一となったいうエピソードからお話はスタート。横手やきそば、私は全く聞いたことがなく、思えば焼きそばを家以外で食べるとしたらお好み焼きを食べに行った時くらいでそれほど強い焼きそば愛があるわけでもない。ただ、このお話を読んでいるうちに無償に作りたくなってくるのだ、横手焼きそばが。

 

f:id:Dahliasbook:20201214073908j:plain

 

横手焼きそばの特徴はソースは水で割増し、軽めに仕上げる。そして半熟目玉焼きが乗っかることと、紅しょうがではなく福神漬が付け合わせになることらしい。食べる時は 目玉焼きをぷちっと割り、黄身にソースを足しつつ食べるとのこと。具は豚肉とキャベツの短冊切りとかなりシンプル。

 

なんだろう。やきそばに卵という取り合わせを今まで考えたことがなかっただけに一気に引き込まれてしまった。しかも簡単そうなのがなんとも良い。ソースと麺(ご当地は生めんで添加物のないものを使うのだとか)さえ手に入れば自宅でも再現可能な気がする。

 

有楽町の交通会館には全国各地のアンテナショップが店を構えている。たしかあの中に秋田県もあったはず。近く行ってみようかな。