Dahlia's book log だりあの本棚

読書で得た喜びをここに記録として残します。 こんな本を読みましたという備忘録として。

#110 料理マンガならではの再現したくなるメニュー多し!

『あたりまえのぜひたく』2 きくち正太

 秋田のお料理に惹かれる!

 

さて、明日から連休な訳だが、リモートワークが続いている人たちにとっては通常出勤している頃のような「わーい!」なウキウキ感や、連休まであと何日!とカウントダウンするくらいの思い入れはお有りだろうかと思ったりする。しかも今回は4連休。3連休ならば週末に祝日がくっつく形で年に何回か訪れるが、4連休はめったになく、有休が使い難い身としては本当にありがたいはずなのだ。でも盛り上がりませんね、気持ちが。どこかに行きたくもコロナ禍においては自分の行動に責任を持つことで関わる人を守る必要があるわけで、あまり軽率な行動は取りたくないというのが持論。

 

みなさんどうなのかはわからないけれど、在宅勤務は時間を有効に使えたり(通勤時間がないから)、楽な格好で音楽やラジオなんか聞きながら軽快に作業できるという利点があり、私のようなインドア派はますますおうち愛が高まるが故、外に出るのが億劫になる。巣ごもり生活が快適すぎて4連休も自宅で楽しくすごす方法をすっかり身につけてしまった今となっては、4連休だからと言って「旅行だよね!」「お出かけだよね!」とフツフツと元気がみなぎる度合いが減った。

 

でもありがたい4連休。少しでも軽い気持ちになりたいな、とマンガを読んだ。お気に入りのお料理マンガの2作目だ。

 

 

著者は秋田のご出身で、奥様も秋田の方。思えば秋田のお料理といえば「きりたんぽ」しか知らないという無知さであったが、思えばいぶりがっこも秋田だったし稲庭うどんだってあるではないか。そんな有名どころも結構だが、やはりご家庭で地元の人たちの愛するお料理というものに触れてみたい。そんなところをぐいぐいと攻めてくるのがこのシリーズであろう。

 

今回「なるほど」と思ったのはポテトサラダ。じゃがいもは蒸して作るというのは同じだが、きゅうりの扱い方がすごい。きくち家ではきゅうりは塩麹に漬けたものをお使いなのだそうだ。いい感じで水分が抜けているので食感が良いらしい。確かに野菜の水分で水っぽいポテトサラダなんておいしくないに決まっている。しかもその塩麹、流行りにのったものではなく、おばあさまの時代から60年は使っておられるとのこと。

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だいたい毎回10ほどの料理の紹介があるのだが、2冊目で作ってみたいと思ったのは長ネギ+タコ+紅生姜の天ぷら。これに中濃ソースをかけていただくというものだ。豪華なたこ焼きみたいな印象らしいのだけれど、作り方も至って簡単。もしかするとたこ焼きよりも小麦粉の量が少ないので、具をたくさん食べられるから満足感も高いかもしれない。

 

料理のお話は本当にワクワクすることが多くしかも学びにもつながっていて、プロのようにはいかないがライフワークにしたいと思うようになった。好きなものはどんどん試していこう。連休も料理を楽しむ予定。