Dahlia's book log だりあの本棚

読書で得た喜びをここに記録として残します。 こんな本を読みましたという備忘録として。

#064 gotoにどう乗っかるか、策を練る

 『東京の町パン』 グラフィック社

東京の町パン

東京の町パン

  • 発売日: 2019/02/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

コロナ禍終息の兆しがなかなか見えてこない。昨今話題の「gotoキャンペーン」は参加者に感染対策を義務付けるとし、あくまでも自主予防を強化する形で実施されるらしい。本来ならば今頃オリンピックで大騒ぎであったはずの東京も平素の賑わいすら回復されていないというのに、そして先週は200人近い感染者報告もあるというのに、キャンペーンだからと手放しでイベントに乗っかってよいものなのか疑問に感じている人も多いと思う。

 

緊急事態宣言が解除となり、県を跨いでの移動が可能になってから、どうしても必要な地方への出張を再開した。行く側は良い。こちらとしては外出も控え、予防対策も万全だ。感染者の少ない地域へ向かうことになんの抵抗もない。しかし迎える側はどうだろう。東京の感染者数が拡大傾向を見せた先週、予定していた地方への出張を再度延期することにした。なぜなら自分がキャリアである可能性も否定できないし、何より迎える側は不安だろうと思ったからだ。仕事に多少の支障はあるかもしれないけれど、安全に越したことはない。周囲を見ても「いやいや、安易に乗っかれないよ」とキャンペーンにはもちろん不参加。仕事での越境の範囲も関東を出る、東京を出る、ではなく「隣の駅」すら控えている人も多いのだ。やっぱり日本人、人に迷惑をかけることには敏感なのか、もちろん病気になることは誰もが避けると思われるけれど、罹患した場合、自分の周辺に及ぼされる影響について「最悪の場合」を想定してのステイ・ホーム派はまだ多い。

 

しかし逆にこの4連休を利用して東京へ来る方もおられるだろう。もちろん帰省の方もいらっしゃるだろうし、お仕事や勉学を兼ねた方もいらっしゃるだろう。そして混雑が軽減している今の時期にあえて!という方もおられるに違いない。もともとオリンピックの観戦のために本来予定していた東京行きをそのまま実行される方もおられるだろう。そう。本当はオリンピックだったのだよ、今年は。だから4連休が特別に設けられたわけで、国としても大いなる経済効果に期待いっぱいな時期だったはずなのだ。

 

というわけで、せっかくの4連休。ひっそりと家で過ごすだけというのもなんだな、と思った。あれこれ欲しいものもあり、さらにはバーゲンシーズンということもあり、ショッピング三昧なんていうのも考えたけれど「三蜜」必須だと思い断念。まあ、ネットもあるしと割とすんなり諦めがついた。でもやっぱり何かしたい。そこで考えたのが「パン」だ。さっと行って、長居することもなくさっと購入して家に帰る。

 

本来パンは大好物だがグルテンフリーを目指し小麦粉の摂取を控える日々を送っている。とは言っても完全に「パン食べません、パスタ食べません、ピザ食べません」なんていうことは食道楽の道に反するので、積極摂取を控えている程度。自宅や職場付近のパン屋さんはほぼ制覇したので、この連休中に自分の移動ルートから少しだけ外れたエリアにあるパン屋をめぐってみることにした。たまたま本屋へ行った時、美味しそうな写真に惹かれ2冊のパン本を購入。

 

目次は地域別になっており、行きやすいエリアから調べられる。自宅から1時間以内に行けそうなところで「これは!」と思ったところは以下。

 

 

(P28)日・月お休み。11時~18時。有楽町線副都心線 千川駅から徒歩5分。

「国産小麦」「天然酵母」というキーワードだけでも惹かれる上に、掲載されていた黒糖くるみのサンドがおいしそう。コッペパンに間に黒糖でコーティングされたクルミが詰まっているように見える。

 

 

(P16)日・祝日お休み。8時~17時。銀座線 田原町駅から徒歩3分。

ずっとずっと気になっていたがなかなか浅草方面に出るチャンスに恵まれず、いまだ憧れのままという食パン。

 


(P77)木、お休み。9時~20時。浅草線 戸越駅から徒歩5分。

米粉のパンを売る店は増えているけれど、この本によると「100%米粉グルテンフリーと80%米粉グルテンインの2種類があり」とある。ちょっと気になるのは80%の方。