Dahlia's book log だりあの本棚

読書で得た喜びをここに記録として残します。 こんな本を読みましたという備忘録として。

#560 生地から作るよ!お菓子作り~「午後3時 雨宮教授のお茶の時間 4」

『午後3時 雨宮教授のお茶の時間 4』鷹野久 著

最終巻です。

 

昨日の山の日から夏休みに突入という人も多いのではないだろうか。帰省ラッシュは昨日がピークだったというから、きっと今頃は多くの人が実家や旅を満喫しておられることだろう。

 

さて、私は何をしていたかというと、ほぼ半日Amazonを徘徊して終わってしまった。というのも50%還元のキャンペーンが昨日までだったからである。読みたいと思った本は常に欲しいものリストに残すようにしていて、セールなどのチャンスにまとめて購入している。でも保存数がものすごいことになっているので一つ一つチェックするのが本当に大変だった。でも50%のポイント還元は大きいですからね。実質半額ですよ!

 

先週、急に「断捨離しよ」と思い立ち、シリーズで購入していた文庫本を一気に処分した。つまりは「しゃばけシリーズ」と「おけら長屋シリーズ」なのだが、しゃばけシリーズがキャンペーンの対象品だったのでこれを機に一気に紙→Kindleに切り替えた。

 

Amazonさんは親切なので読み続けているシリーズの続編なんかも教えてくれる。本書もその一つでキャンペーンの対象になっていたことからもちろん購入。ちょうど断捨離していて、賞味期限間近のベーキングパウダーが残っているのを発見したので「週末にお菓子作ろうかな」な気分で早速読書を進める。

 

雨宮先生は大学の英文学科の先生で、書籍に出てくるお菓子に興味がある。どうやら奥様は他界しているようで、テラスのある洋館に一人暮らし。今はお菓子作りが大好きなイギリス人とのハーフの姪(中学生)と本に出て来たお菓子を作っては午後のお茶を楽しんでいる。この姪っ子ちゃんが本当に料理にもお菓子にも詳しくて、ものすごく憧れる。

 

本やマンガに出てくるお料理っておいしそうに見えますよね。実際に再現してアップしている人もたくさんいるし、雨宮先生もそのタイプの方。で、ここで思い出すのはリンボウ先生こと林望教授だ。リンボウ先生の「イギリスはおいしい」は私がイギリス好きになったきっかけの一つです。

 

 

初めて焼いたスコーンもリンボウ先生レシピだった。この本、ずっとリクエストあげているのだけれどなかなかKindle版が出てこない。文春さん、ぜひKindle版をお願いします!

 

ところで、大学ではたいてい文学部の中にイギリス文学を研究する学科があると思うけど、児童文学ってどういう扱いなんだろう。児童文学を専門に研究する大学もあるが、本書で雨宮先生が取り上げている作品は時代もジャンルもバラバラで、何を研究しておられるのかな?とちょっと気になる。あと教授陣が作品を読む際に原語じゃなくて翻訳版読んでるのもちょっと気になる。

 

さて、読み進めながら猛烈に食べたくなったのが、こちら。

 

 

私、ベリー系大好きなのです。ブラックベリー大好き。そしてフルーツタルトははずれが無いのでいつも食べたくなってしまう。家の近くにタルトを取扱っているお店がないのでたまにキルフェボンに行っては何種類も買ってしまう。

 

イギリスはシーズンであればベリーはとっても安いし、冷凍のものも売っている。あとこういうお菓子を作る系の粉やペストリーなんかも簡単に手に入るので買いに行くより家で作った方が早くて安い場合もあるだろう。読んでいるうちにムクムクとお菓子作りたい気分になっている。そういえばいちぢく安くなってたな。卵買って来てカスタードクリーム作っとくか。などなど、週末何を作るかあれこれ考えているところ。ということで、一応、レシピです。このショートクラストのペストリーはものすごく便利だと思う。型がなくても作れるレシピなのもgood。よし、週末はタルト作りしよ。

 

 

残念ながら、本シリーズは4巻で終わってしまったけれど、こういうパターンのイタリアとかポルトガルとかフランスバージョンがあったらいいなあ。南欧のお菓子、この頃すっかりはまっていてたまにお取り寄せしたりと楽しんでいるのだが、自分で作れたら最高に嬉しい。

 

暑い日が続いているけど、お菓子作りならオーブンの熱も耐えられます!がんばる。