Dahlia's book log だりあの本棚

読書で得た喜びをここに記録として残します。 こんな本を読みましたという備忘録として。

#550 コンパクトながらも個性がいっぱい~「60代からの小さくも豊かな暮らし方 その3」

『60代からの小さくも豊かな暮らし方 その3』

個性的な住空間。

 

どうにか車を運転しつつの滞在4日目。昨日は運転2日目となり、どうにか行くべきところにも到着でき、作業をしたいとカフェを探す余裕までできた。運転1日目はただただ怖いと思ったが、昨日はものすごく楽しく運転できたので街の素敵なところにあれこれ言ってみたい気持ちでいっぱいだ。

 

今いる街は県の南にある自然豊かな山に囲まれた所でいるだけで心が癒される。地元の方に教えていただいたカフェは書店に併設されており、久々にリアル書店をぶらぶらした。本書はそこで見つけた一冊で、今年は自宅に居られる時間より外に出ている時間が増えそうなせいか、もっともっと自宅を快適にしたい!家に帰ってほっとしたい!つまりは本気で断捨離を慣行したい!となるわけだが、そこでたまたま目についたのが本書だった。将来どんな風に家を作るべきかということを考えるにあたっては先輩たちのアイデアを多くみておくべきと考えている。というより、住居に関しては世代ってあんまり関係ないかも。

 

紹介されている事例は日本や海外もあり、何も60代ではなくともとても使える。たとえば、こちらはパリの例。

 

それほど広くはないキッチンだが、白を基調にシンク前に揃えられた棚がとても使いやすそうに見えた。パリの住宅は恐らく日本よりも不動産価格が高額で、古いものを維持しているせいか機能性はそれほど期待できないだろう。だからこそ工夫をこらす楽しみがあるのかもしれない。

 

こちらは奈良で薬膳料理の研究をしておられるオオニシ恭子さんのご自宅で、シンクまわりのタイルが素敵。

 

 

こちらのタイルはオーダーメイドされたそうで、この写真では濃紺に見えているが光の当たった別写真だとターコイズブルーに見えた。そして左のお料理が素敵。

 

こんな感じでおうちの様子を紹介したのちは、片付けについてのアイデアがまとめられていて便利。収納・片付け編、掃除編、その他の家事編の3つにわかれており、この手の本をよく読む人には取り立てて真新しい情報ではないのかもしれないけれど、個人的にはものすごくこれが欲しい→一刻も早く自宅に戻りたい、な気分になった。

 

今住んでいるところは賃貸で、会社勤めの身ではいつまた「〇〇に転勤ね」なんてことが起こるはずなので物は少な目にすべきなのだが、鍋類だけは絶対に手放したくはない。今はすべてガスレンジ下に棚のようなものを入れて保管しているのだが、上の写真のようにウォック鍋がちゃんと鎮座しているところを見て猛烈に片付けたくなっている。

 

こちら、シリーズ3作目のようなのだが、他の2冊も読んでみたくなった。なぜシニアの生活を見るのが好きなのかというと、長く使われている調理器具を見るのがとても好き。そして特にキッチングッズの中でも便利なはずとつい購入したくなることが多いのだが、こういう雑誌に登場される方はたいていお料理のプロなども登場されており「いる・いらない」を迷った時の参考になるし、それ以上に長く大切に使えるものを選びたい派には実際に経年劣化を見ることができるのが大きなポイントだ。

 

ああ、家を片付けたい!初冬までモチベーションを維持していきたい。