Dahlia's book log だりあの本棚

読書で得た喜びをここに記録として残します。 こんな本を読みましたという備忘録として。

#361 背筋が伸びて楽になりました~「股関節1分ストレッチ」

『股関節1分ストレッチ』南雅子 著

股関節のストレッチで体を整える。

 

今年は9月になった途端にいきなり秋が訪れたかのような天気が続いている。昨日はちょっと肌寒いと感じるタイミングもあって窓も開けずに過ごしていた。

 

去年の在宅勤務が続いていた時、ある瞬間から尾てい骨が痛くなった。尾てい骨というのかどうかはわからないのだけれど、人間にしっぽがあるなら多分ここから生えるだろうなと思える当たりが長く座っているとじんわり痛い。そもそも普段から姿勢の悪さは自分でも意識しており、猫背がちになってしまうのが原因だろうとはすぐに想像がついたのだけれど、これが1年過ぎてもまだ痛い。

 

在宅勤務の間、ダイニングテーブルで仕事をしている。椅子には高反発のクッションを置いて座っているのだけれど、それでもまだ痛い。特に美容室に行った時などリクライニングの椅子に座っているとそこに体重がかかるせいかものすごく痛い。やっぱり会社の椅子は長時間勤務に耐えられるように作られていたんだなあと実感し、あの高価格にも改めて納得。

 

余りの痛さにバランスボールに座ったり、ストレッチポールの上に横になったり、出来る限り楽なやり方で治せないだろうかと検索していた時に本書を発見した。しかも痩せるらしい!「すごいやせる!」らしい。ということで、早速実践している。

 

本書はダイエットに着眼した「太る理由」を股関節のゆがみにあると説いている。まずはマンガでサロンに訪れたお客様の「不調」の理由に対し、それは骨盤や股関節が正しい位置にないからだ、と説明していく。

 

まず初めにやらなくてはならないことは、目を閉じてその場で足踏み50歩踏んでみることだ。自分ではその場で全く動くことなく足踏みしているつもりなのだけれど、私の場合は前にまっすぐ50センチくらい前進していて驚いた。その動いてしまった場所から、股関節を簡単に診断する。

 

例えば私のように前に進んでしまうタイプは「前かがみタイプ」で猫背がちの人。右斜め前であれば「左重心タイプ」で左側の股関節が固いので足の位置が右側に傾いている。左斜め前であれば「右重心タイプ」で右側の股関節が固いので足の位置が左側に傾いている。両タイプはさらに太ももが太くなるらしい。そして最後に後ろに後退しているタイプは「うしろ反りタイプ」で背中のSカーブの反り返りがひどく、顎が上がってバランスが前または後ろに傾いているらしい。

 

今こうやって書いてみると、私は全部に適しているような感じが否めない。ということはやっぱり体が歪んでいるわけだ。本書に出ている「不調」は、ダイエットのみならず地黒に悩む人やO脚を治したい人、顔が長いとかデコルテをきれいにしたいという外見の問題を訴える人もいる。さらにはやる気が出ないという精神的な問題にまで股関節問題が関連しているらしい。

 

本書内にも長く続けられそうな簡単なストレッチが掲載されているが、私はYoutubeで検索したものを数日続けてみた。すると、なんと痛みが少しずつ改善してきているので驚きだ。不思議なことに気が付くと背筋もすっと伸び、猫背がちだった姿勢がストレッチのあとにはまるで背が伸びたかのような気持ちになるほど気分が良い。ちなみにやって3日で1キロ落ちたのにも驚いたが、その後まったく変化が無い。

 

ちなみに、ストレッチを実践するにはヨガマットなどがあったほうが良いと思う。私は今は直接ぺたりと床に座ると痛さに飛びあがるほどなので何かクッションになるものがあったほうがスムーズに体を動かせている。

 

本書のストレッチレッスンも掻い摘んで実践しつつ、メインはYoutubeの動画に合わせて1日30分くらいストレッチを続けてみて、また本書に戻って骨盤の役割について読み直したりしている。この調子で肩凝りや腰痛も良くなるといいなあ。