Dahlia's book log だりあの本棚

読書で得た喜びをここに記録として残します。 こんな本を読みましたという備忘録として。

#906 レトロ感に和み~「美食探偵 明智五郎 1」

『美食探偵 明智五郎 1』東村アキコ 著

小林一号。

 

人によって差はあるだろうが、私の場合、寒暖差アレルギーの面倒なところは気温よりも風にある。風が強くて「寒い」のスイッチが入ると鼻水が止まらない。体が温まっても一日中止まらない。春と秋に限定される症状で、花粉症の薬や風邪薬を飲んでも症状は改善しないのだが、不思議な事に生姜を取ると体が温まるせいか少しだけ改善することがある。

 

ということで、今週は毎晩甘酒(私は酒粕で作るタイプが好き)に生姜を入れて飲んでいる。そろそろ酒粕が切れるのでまた調達せねばならず、周りのお酒好きの人に最近飲んで美味しかった日本酒についてリサーチし、その酒造のHPをチェックし、酒粕が販売されていたら1キロ単位で購入している。甘酒のおかげで豊かな夜です。

 

さて、そんな甘酒タイムにマンガを読むのがこの頃の楽しみになっている。これもKindle Scribeのおかげで、圧倒的に目が楽。

 

本書は昨日読んだ本を購入しようと検索した時におススメに出て来た一冊。昨日読んだのはこちら。


本書は探偵の明智さんがワゴン販売のお弁当屋さんを営む小林苺と共に事件を解決していくお話。明智さんは百貨店を創業した一族の御曹司だが、表参道の一等地に江戸川探偵事務所を運営する探偵さんだ。

 

美食家の明智さんは苺の料理の腕を高く買っており、ランチはたいていイチゴデリのお弁当で済ませる。ちくわの磯辺揚げが大好きで、お金持ちのはずなのにツケでお弁当を買うなど不思議な行動も多い。

 

ある日、江戸川探偵事務所にやってきた女性は、明智さんに夫の行動について調べて欲しいと依頼した。なにやら異なる香りがするのだという。それも食べ物の香り。

 

明智さんは依頼を引き受け、調査を続けるのだがそれが以外な展開となった。

 

調査を進めるにあたり、明智さんは急いで現場へと向かわなければならなくなった。しかし明智さんは運転免許を持っていない!困った明智さんは苺に車を出せと依頼する。そして明智さんはなぜか苺を小林一号と呼ぶのだが、なんとなくレトロ感のある絵と明智さんの口調や言葉使いが読んでいるうちに楽しくなってくる。

 

明智さんは学生時代の友人と月に1度の美味しいものを食べる東京美食倶楽部を開いており、そのメンバーの一人は刑事さんで名を上遠野氏という。なかなか犯人が捕まえられない上に料理の食べ方が悪いと明智さんに注意ばかりうけている。加えて部下は。上遠野氏より明智さんを支持する始末。この頃はいつの間にか助手と化した苺も参加して事件に携わるのだが、上遠野氏はなかなか解決に導けない。

 

 

なんだろう。和む。絵がまた和む。明智さんの口調も和む。

 

これは続きも読みたくなってきた。