Dahlia's book log だりあの本棚

読書で得た喜びをここに記録として残します。 こんな本を読みましたという備忘録として。

#209 花粉症対策にアロマポットをフル活用中

 『精油ブレンドバイブル』アネルズあづさ 著

エッセンシャルオイルブレンドレシピが秀逸。

アネルズあづさの精油ブレンドバイブル

アネルズあづさの精油ブレンドバイブル

 

 

来てしまった。ついに来てしまった、花粉が。思えば一昨年の春、首の後ろに蕁麻疹が出た。その時は皮膚科にもしばらく通ったがなかなか改善せず、周りには心的要因じゃないかと言われていた。その頃少し忙しかったこともあったので、自分でも納得してしまっていた。そして去年、1日だけ妙に鼻がグズグズ。ティッシュ一箱使ってしまう程だったのに「風邪ひいたかな?」くらいに思っていた。でもどうも様子がおかしい。これはなんだろうと考えて、「もしや花粉症?」と思い至ったわけである。なので症状としてはまだ軽い。薬を飲み始める前に民間用法でも試してみようと検索したところティーツリーオイルが良いとあった。

 

会社のデスクにも自宅にも常備しているので、マスクの間にオイルを1滴落としたティッシュを挟んでいたところ、あっという間に鼻のグズグズは止まった上にその後症状がぶり返すこともなかった。すごい。アロマオイル、すごすぎる!

 

そして今年。先週あたりからくしゃみが止まらない。鼻の奥がムズムズ。毎朝空気の入れ替えのために窓を開けていたけれど、しばらくは一切ストップ。加湿器を使って室内の湿度を40%以上を保つようにしていたら少し症状が緩和できた。でも完全にくしゃみが止まったわけではないので、ここでついにティーツリーオイルを投入しようと決めた。

 

普段はキャンドルを使うタイプのアロマポットを使っている。確か無印良品で1,000円もしなかったはず。使うエッセンシャルオイルはラベンダーをベースにゼラニウムやイランイランやベルガモットやオレンジ系のものをブレンドすることが多い。今回は花粉症対策が目的なのでティーツリーを単独で使うことにする。確かにすーっとするような、空気が浄化されるような感があり、今は室内でマスクをしなくても良いほどに。

 

とはいえ、ティーツリー単独だとなんだか物足りない。花粉症対策の効果もありながら、気持ちもUPするような香りはないだろうか。ということで、久々にアロマテラピー関連の書籍が入っている棚をチェックし、この本を読んだわけである。

 

まず、この本の良いところは日本で手に入りやすいエッセンシャルオイルの説明部分にあると思う。香りの特徴としてトップ、ミドル、ベースノートを5段階にわけて紹介し、さらにそれぞれのノートに対する相性の良いエッセンシャルオイルまで紹介してくれている。もちろん学名や精製方法や作用、そして心身への影響についての説明も含まれている。加えてブレンドのポイントも記されているので失敗なくアロマを楽しめる工夫がある。

 

ブレンディングができると、活用方法がさらに広がるという利点がある。例えば手作りでバスオイルを使ったり、マッサージオイルを作ったりなんてことも簡単にできてしまうわけで、ブレンドによってもたらされる効用をテーマとしてブレンドすることも可能である。

 

実はこの本にはブレンドレシピがいくつも掲載されていて、自分で香りを探るのも良いけれど、レシピを使うことでもっと気軽にアロマを取り入れることができるのだ。すべて効用をテーマとしており、「リラックスしたいとき」「すっきりと目覚めたい時」「仕事や勉強に集中したいとき」など、その時その時で必要と思われるものをチョイスすればよい。そんなチョイスの中に「花粉症の症状を和らげたい」というページがあり、SHARP(鼻通りをよくする鋭くすっきりとした爽快ブレンド)とFRESH(呼吸をサポートする優しい爽快感のあるブレンド)の2種が掲載されていた。

 

まさにこれを求めていたわけで、早速レシピのオイルを手持ちのストックから引っ張り出してきた。症状としてはSHARPが適当だと思うのでやってみることに。

 

レモン 50%、ユーカリプタスラディアータ 30%、ペパーミント 10%、シダーウッド 10%

 

これをアロマポットにセットしてみる。おお、確かにすっきり感がありつつグリーン系とウッド系が合体したような深みが増した。でもこれ、ティーツリー入っていないのか。抗菌作用はティーツリーだけではないけれど、他にもティーツリーのページを見て、自分でもアレンジを加えたりと楽しみが増えた。

 

それにしてもこの時期はなんとも気持ちが滅入ることが多い。今年はアロマで悩みが打ち消せればと思うが、ポットくらいじゃ弱い気がしたのでついついディフューザーを買ってしまった。解放されますように。