Dahlia's book log だりあの本棚

読書で得た喜びをここに記録として残します。 こんな本を読みましたという備忘録として。

#712 聴いている時ふと道筋が見えてきました~「マッキンゼーで叩き込まれた超速フレームワーク」

マッキンゼーで叩き込まれた超速フレームワーク』大嶋祥誉 著

Audible

 

本日より一週間の出張です。今回は移動中にAudibleを活用したいと考えている。しっかり整理すればきっと難なく探すことができると思うのだが、私の場合、Kindle内が完全に混沌化し始めている。一度Kindleにダウンロードすると、分類などしていないので、新しくダウンロードされた本によりどんどん下へと押し出される。そして書籍の存在を忘れ、稀に覚えていて読みたいと思っても、どこにあるのかすぐに見つけられないことが多々ある。たまにPC版でざっとチェックしても「これいつ買った?」な書籍が毎度必ず出てくるのだが、そういった書籍のほとんどがビジネス関連だったりするのが情けない。そこでAudibleがあるものからチェックすることにした。仕事のモチベを上げるにもAudibleだと上がる勢いがぐいぐい来るのでありがたい。

 

さて、こちらは恐らく去年の夏頃の50%オフか50%ポイント還元かなにかの時に購入したはずだ。それが今日の今日まで眠っており、耳から学んだわけである。Audibleの作品の中には書籍内の図をPDF化してくれているものがあるのだが、本書もPDFにより理解度がより高まるのが嬉しい所だ。こんな風にとてもきれいに整理されている。

フレームワーク系の本を読もうと思うとコンサル出身の方が書かれたものが殆どで、例をあげつついとも簡単に「このフレームワークで考えよう」とさらりと説明して下さるのだが、正直いって縦軸横軸に何を置き、単位をどうするかでもうんうん悩む私にはハードルが高すぎる。私が目指しているのは仕事ができるスーパーマン的先輩と肩を並べて(頭脳の面で!)ビジネスの話をすることで、わかりやすく簡潔で、しかも成果につながるような成果が出せるビジネスパーソンになることだ。だからこそ、伝える技術や考える技術に関する学びを得なくてはならないのだが、すると毎回「フレームワーク」に行きあたる。

 

どの書籍にもあるフレームワークなのだが、2~3冊読んで「よし、私にもできそうだぞ」と思える人がいたら伝授頂きたいのだが、私の場合は生半可な愚鈍っぷりではないので、100冊読んでようやく「スタート位置の場所を知りました!」レベルになれるかなれないか、というところ。なので、とりあえずまずは100冊目指して学んでいきたい。

 

さて、本書の内容だがやはり「空・雨・傘」による「事実・解釈・行動」の基本やロジックツリー、3CやPDCAサイクルso what? why so?あたりの話が出てくるのだが、この手の書籍はそれぞれ紹介する順番が異なるところも面白い。本書の場合、著者が先輩から教えられてきた流れを感じ取りつつ、はじめの一歩が学べるのが良かった。コンサル1年生を疑似体験できるという意味でもおススメである。

 

目次には20のフレームワークを学べるとあるが、それを更に3パターンに分け、問題解決フレームワークマーケティングフレームワーク、目標達成フレームワークに分類されている。正直20もあったかな?と思うほどに有名なフレームワークの印象が強すぎたが、聞いているだけで今のビジネスの困った点について少しだけアイデアが浮かんできたから、やっぱりフレームワークは何等かのコツがあるのだと思う。

 

さて、このAudibleは読み手の声も聴きやすく、すっと頭に入って来るのでよりおススメ度が上がる。本書を聞きながら1か月のお試し期間を終え、もう少し続けてみようと決心できた。Audibleの場合は書店でさっと内容を見て買う買わないの判断をするように試聴ですぐに購入とはならないだろう。ナレーションの声がどうも苦手とか、内容がよくわからないとか、いろいろな事情もあるはず。まずは沢山聴いてみる。読んでみる。そこから愚直に学んで行こう。