Dahlia's book log だりあの本棚

読書で得た喜びをここに記録として残します。 こんな本を読みましたという備忘録として。

#696 初Audibleです~「Five Children and It」

『Five Children and It』E. Nesbit 著

「砂の妖精」

 

この間、ふと昔好きだった英詩が読みたくなった。英詩は読む楽しみもあるが、聴く楽しみもある。そこで音源はないかと検索してみた。You TubeにもSportifyにも、英詩の作品がいくつかある。でも、作品一つ一つ検索するのが面倒なのでPenguinから出ている詩集のようなものの音源はないかな、あれこれ検索を続け、最終的にAudibleにたどり着いた。

 

今、Amazonでは2カ月無料でAudibleのキャンペーンのようなものをやっており、会員なら無料で聴ける作品も多い。また、会員であれば30%オフくらいの価格で購入することも可能とのことなので、これ幸いとあれこれ探してみた。

 

結果として、きっと私の探し方に問題があるに違いないのだが、聴きたい詩集を見つけることはできなかった。またアプリは日本の書籍をメインに紹介してくれるので、いつか余裕のある時にUK版などで探してみようかと考えているところ。とはいえ、無料の中に私の大好きな小説をみつけた。

 

本書は日本語では『砂の妖精』もしくは「サミアド」という単語がタイトルに加わっている場合が多いはずだ。私のおススメはこちら。

 

しかし、いつも思うのだが英題そのままだと「5人の子供たちとそれ」という訳が「砂の妖精」とはなんとぴったりな翻訳だろうとうっとりしてしまう。

 

この作品はイギリスの児童文学の中でもファンの多い一冊で、5人の兄弟が疎開でロンドンを離れ母の実家に暮らすことになるのだが、そこで謎の生き物に出会うというお話。

 

本作のAudibleはいくつかあるのだが、私はイギリス英語で聴きたかったのでこちらを選んだ。読み手はVirginia Leishmanという方でとても温かみのある声が魅力だ。5時間ほどの作品だが料理をしながら聞いているとなんとも言えない豊かさを感じる。お話を聞くのって良いですね。

 

本作品で味を占めたAudible。2カ月たっぷり楽しんでみたい。