『ねこと私とドイッチュラント 6』ながらりょうこ 著
夏のベルリン。
なんと続編が出ていたとは!しかもタイミングを逃してしまったようで、内容は夏向けのものとなっている。
どうやら5巻目をアップし忘れていた模様。6巻目でもドイツの食の話が多く、今まで知らなかった食べ物を見ているうちに行ってみたいと思えるようになってきた。
さて、今回はヨーロッパの猛暑の話からスタートしている。聞くところによると、去年も今年もヨーロッパの夏はかなり厳しかったようだ。冷房も無い中、日中の気温は40度近くと熱波で苦労し、いざ冬となると今度は電気やガスが高騰し気温に左右される日々が続いているらしい。特にウクライナのことがあってからは冬に暖房を付けられない家庭も多いと聞いた。
本作はすべて夏がテーマなので熱さに耐える話がメインだ。アイスクリームを食べ、タピオカを楽しみ、日の長い夏を満喫している。
はじめてフランスに行った時のこと、中東やアフリカの料理が多い事に驚いた。それぞれの国が植民地の影響を受けていることや、地続きによる文化の流入について、食を持って実感したというところだろうか。これがイギリスならインドのものがより多い。あと香港の飲茶なんかもおいしかったな。
さて、ドイツもやはりフランスの隣国ということで多文化料理が盛んのようだ。その中でも気になったのはこちら。
ウィキペディアによるとシリア地方の料理とのことだ。一言で説明すると、茄子でつくるディップで、見た感じとても滋養がありそうだ。
日本の野菜はとてもみずみずしいが、海外ではそうはいかないことも多い。もともとシリアの料理であれば、きっと茄子も少し固めだろう。でもこうして小さくすることで風味豊かな一品になりそうだ。うーん、食べてみたい!
そして夏の北ヨーロッパと言えば、ベリーだ。ドイツに限らず、北欧の映画などを見ているとベリーが出てくるシーンが多い。いろいろなベリーの載ったタルトが好きなので夏のヨーロッパに行くと必ずベリーものを食べたくなる。
そこで、こちらのドイツ語の紹介を見ていてものすごく次の夏が待ち遠しくなる。来年の夏にはコロナも収まり普通に旅行できるようになっているだろうか。
本書は夏のお話だったが、ドイツといえばクリスマス。ああ、そろそろ準備始めないと。