Dahlia's book log だりあの本棚

読書で得た喜びをここに記録として残します。 こんな本を読みましたという備忘録として。

#613 片付け熱を上げて行きますよ~「パリジェンヌのように少ないモノでスッキリ暮らす」

『パリジェンヌのように少ないモノでスッキリ暮らす』米澤よう子 著

お片付け。

 

この頃お掃除モードが停滞気味で、モチベを上げるためにネットであれこれ調べたり、書籍もチェックしている。Kindle Unlimitedにはお掃除関係の本もたくさんあって、タイトルがおもしろそうなものをいくつかピックアップして読んでいるところだ。

 

ぽっかり空いた時間に部屋の中のあれこれを見直し、まずは夏の家電を片付けることにした。エアコンもお掃除依頼したし、あとは扇風機を片付けるくらいなのだが、これを機にサーキュレーターを処分する。今はサーキュレーターもいろいろな種類のものがあるが、私が持っているものは無印良品の初期に出たタイプのもので、風量と大雑把な角度しか変えられないし、1年間一度も使った記憶が無い上に置き場に困り処分を決めた。それにしても粗大ごみを捨てる時ってちょっと申し訳ない気持ちになりますね。これだって資源なわけだし。

 

さて、そんな牛歩な私のお片付けだが、本書を読みつつおしゃれに暮らす方法も同時にゲットしたくなった。そもそも本書を読んだ理由は、著者の作品はほぼ全巻目を通しているくらいに著者のイラストが好きだからだ。今は引っ越しが重なって紙版は処分してしまったけれど、本当に何度も何度も読んでは「ああ、パリ!」」と悶えていた。特にお気に入りはKindle版を購入したのだが、やっぱり紙版のほうが読みやすい。また購入しようかなあ。

 

著者の作品はまずイラストが美しい。本書は片付けがテーマで、現在の著者の日本での暮らしの一部をイラストにしているが、before/after両方の絵がかわいいので「これはこれで、良し!」な気分になってしまう。とは言え、やはりすっきりな家のほうが生活が整うということが一目でわかるのでモチベがぐっとあがった。

 

日本の家の特徴として狭さが挙げられることが多い。外国人留学生からワンルームの狭さと家賃の高さが割に合わないと、日本の不動産事情に驚いた話を何度か聞いた。国によって賃貸の場合、家具が無いとかあるとか、水回りの設計の違いとか、母国との使い勝手に差はあるだろう。

 

本書の中にもパリの不動産についてのコラムがあり、日仏の違いがおもしろい。

 

 

確かにヨーロッパの街並みの美しさはかつての街の様子を維持しているからこそであり、100年以上も前の建物に今も人が暮らしているわけだから不便も多いだろう。ここでは階段の例が挙げられているが、確かにエレベーターがあっても旧式なものがそのまま使われてたりもするし、壊れていることも多い。

 

しかし、その不便さこそが美しい体形を維持しているというし、この不便さこそがパリ!と思えば階段を上り下りする足取りも軽くなるだろう。

 


ところで、日本に帰ると必ず思うことに天井の低さがある。ホテルの部屋もそうだが、天井が低いのでものすごく圧迫感を感じることがあり、逆に天井が高いと解放感がすごい。

 

著者曰く、パリのファッションと同じで、視線が下に行くようにすると空間が広く感じられるようになるという。ダイニングテーブルよりロ―テーブルを使えば、上の方の空間が開く。

 

 

インテリアの本も北欧、フランス、ドイツ、イギリスでは全く様子が違っていて、同じ様に古い建物であっても色合いや家具の配置などが少しずつ異なり、たくさんの写真を見ているうちに自分の好みがハッキリしてきた。「ドイツの機能性とフランスの優雅さをミックスしたような所に住んでみたいなー」とあれこれ写真を見て気が付いた。あれ、これってホテルじゃん。(それも外資系の高級なやつ)そうか、私はホテルのような感じが好きなのか。ということで、これからホテル写真をあれこれチェックしてみたいと思います。