Dahlia's book log だりあの本棚

読書で得た喜びをここに記録として残します。 こんな本を読みましたという備忘録として。

#603 そろそろ本気出す ~「ジェイソン流お金の増やし方」

『ジェイソン流お金の増やし方』厚切りジェイソン 著

投資についてのインサイト深し。

 

全国旅行支援のニュースが続いている。鬱々とした日々が続いていたのでぱーっとどこかに行きたい!な気持ち、わかります。私も早速航空会社のツアーページから予約を試みようかとチャレンジするも、はて?私今行きたい所あるかな?と悩んでしまった。うーん、どこかゆっくり読書三昧出来そうなところはないかしら。もうすでに締め切りとなってしまった都道府県もあるようだが、今行きたい所と言えば九州で焼き物の釜を巡りたい。あと温泉行きたい。鮨食べたい。ということで、チャンスがあれば利用したいとういところだ。

 

さて、本書。書店で山積みされていてなんとなく気になっていた1冊なのだが、Amazonでの評価が高かったことからKindle版を購入してみた。著者が多才な人であるということは何となく知ってはいたが、思えばIT企業の役員や経済に関するコメントばかりを読んでいたので肝心なお笑い方面の面白さをまだチェックしていなかった。これを書き終わったらYoutube行ってきます。

 

読もうと思ったきっかけは、Netflixで『賢いお金の使い方』という番組を視聴したことだった。金銭的に悩みを抱えている人たちに対しプロがアドバイスするという内容で、アートで生計を立てたい人、子供を抱えてやりくりに苦労している人、早期リタイアしたい夫婦、元スポーツ選手など、それぞれの悩みに対しベストな方法をファイナンシャルアドバイザーが導いていく。

 

やはり舞台はアメリカなので、節約方面はもとより投資関連の話も多い。生活をダウンサイズしてその余剰分を投資しよう!だとか、お金の管理のための方法としてタンス預金ではなく投資しよう!みたいな流れを読んでいるうちに、投資について知りたくなった。

 

だって、Amazon見てもこんな広告ですよ?ちょっと気になる。たった3つの手順で10の方法とあるが、読了後に結局3つって何?と正直はっきりと記憶はしていないのだが、読み手によって気になる部分に差が出るだろうし、投資についての知識がある人ならばもっと違った読み方ができるのではないだろうか。

 

日本式の投資も良いが、アメリカの市場を念頭に置きながら日本で投資している人はどのようなスタイルを取っているのかが知りたくで読んだ本書だが、著者と対話しているような文調でわかりやすい説明が続く。

 

著者が推すのはVTIという全米株式インデックスファンドで、一刻も早く投資信託を始めるべき!と仰っていた。著者のスタイルはまさに『賢いお金の使い方』にあるように、節約をしつつ投資を行い、一度預けたものは崩さない。それをコツコツ続けることで家族5人?の将来は安泰とのことだ。しかも個別銘柄には投資しない。著者曰く、プロでも市場の未来が読めるわけではないのに、どんなに分析好きな自分でも未来は見えないかららしい。

 

具体的に楽天での口座開設方法なんかも書かれていて、初めて投資について考える人にもモチベーションが上がるし、私のように口座持っていても放置気味の人にとってもインサイトの多い1冊で、アプリの紹介やそもそもの考え方について学びが深かった。

 

というより、私、老後のことも、お金のことも、なんとなく曖昧に過ごしてしまい、読んでいるうちに著者からダメ出しされているような気分になってしまう。とはいえ、今が始めるタイミングと思い、もう少し真剣に自分のお財布事情と自分の未来の計画について考えなくてはと深く深く反省。

 

アメリカは年金や保険のような制度が日本とは異なっているため、著者のように先々を見据える力のある人は、若いうちから準備を進めているようだ。ああ、私もそうあるべきであった…。今週末、しっかりとお金について考えたい。そうだ、来年の家計簿も買わなくては。