『バランスごはん』有元葉子 著
ワンプレートを上手に作ろう。
本書、年末にいくつか書籍を購入した際に楽天で購入したもの。オンライン書店さんには早いタイミングで配送頂くなどなど、とってもとってもありがたい存在ではあるけれど、この頃雑さが目立っていて残念至極。本書もページが破れていたり、端が折れていたりと、本好きとしては書籍を乱調に扱われることが残念でならない。そのまま使う予定ではあるけれど、もし「きれいな状態がいいわ」と思い直したらまた改めて購入するとしよう。
さて、この本を読んでまず最初に思ったことは「食器欲しい~!」だった。なぜなら、ワンプレートに盛られたお料理が美味しそうだったからだ。ごはんは玄米が多く、少し色のついたごはんにあらゆる色の野菜が乗せられている。ダークカラーのプレートに色鮮やかなお料理が映える。
お料理は蒸す、焼く、揚げるで和洋折衷だがどれもこれもタイトル通りのバランスの良さ。ガツンとボリューミーなお料理というよりは、腹持ち良く満足感の高いレシピのような気がした。
例えばミニトマトも表紙の写真のようにパセリやハーブをオリーブオイルで和えるだけでも多彩になってプレートの風景がガラッと変わる。こういうの真似していきたいなあ。
意外だったのがパンレシピがあったこと。有元さんのパンのレシピで真っ先に思い浮かぶのはきゅうりのサンドイッチ。軽く塩をしたキュウリをこれでもか!というくらいにぎゅうぎゅうに入れたサンドイッチで、しっかり水分を出し切ることがポイント。
具だくさんのスープと共に食べるとして黒パンが登場している。パンにはバターを塗っただけのシンプルなものだったけど、この頃よく話題にあがるので気になっていた黒パン。オープンサンドなどのレシピが多いのでちょっと面倒だなーと思っていたけどバターだけでも美味しいなら一度買ってみようかな。
ところで、ワンプレートというとカフェで出てくるようなブランチのような見栄え重視のものを想像しがちだが、本書は見栄えと言う意味では少し大人向きというか、きゃあかわいい!とインスタにアップしたくなるような感じのものではない。でも、体が欲するような食べ物をワンプレートに乗せることで適量を美味しく、さらには体をいたわりながら食べることのできるレシピが多い。
やっぱり著者のレシピ、好きです。