『The Official Downton Abbey Afternonn Tea Cookbook』Weldon Owen
「ダウントンアビー」の公式お茶菓子レシピ集の英語版。
9月に入った途端に涼しくなった気がする。雨がひどくない時は窓を開けているだけでも十分涼しい風が入ってきてちょっぴり秋が見えてきた気もする。
さて、昨日に引き続き、今日もダウントンアビー関連です。
このテーマが聞こえてくるだけで気持ちが高まってくる。テーマを聞いているだけで心がぐっと引き付けられるものといえば、少し古い映画だけれど「ピアノレッスン」のテーマも良かった。もうずっと聞いていられる。
さて、今回はそのダウントンアビーのアフタヌーンティー用のレシピ集。お料理版の方はKindle for PCではなぜか片面しか開けなかったのに、本書は両開きで見られたので豪華さが増したような気持ちになった。
いくつか内容がかぶっているレシピもあるし、写真も同じだったりもするのだけれど、やっぱり見ごたえがある。
外せないスコーンのレシピはこんな写真とともに添えられている。やっぱりストロベリージャムなのね。クロテッドクリーム、最近スーパーで国産のものを見かけた。たまに英国展などでイギリスから取り寄せたものが販売されていることもあるけれど、現地で食べるほうがコクがあり美味しい気がする。
本書を読んでいて思ったのだけれど、ドラマは登場人物に起こる出来事をストーリーとして追うことで成り立っているので、日常の「食事」というのはシーンとしては設定があっても食事そのものにフォーカスが当てられることはめったになかったように思う。よっぽど美味しいとか、よっぽどひどいとか、執事がサービングに失敗するような時にはお皿の上がアップになるけれど、そんな場面は多くはない。となると、ドラマの中でちらっとしか映っていないものや、ドラマには出ていないけれど1920年代のイギリス貴族はこんなものを召し上がっておられましたよ、的な意味でのレシピ集と考えた方が無難かもしれない。
例えばこちらはカヌレのレシピなのだが、カヌレなんか出てたかなあ。個人的にはカヌレ大好きなので転記しておきたい。
この写真はカヌレを作っているところかな?型がカヌレっぽくはあるけれど、できあがった写真も掲載して欲しかったなと思う。
この頃、私的懸案事項となっているクランペット、こちらにもレシピがあった。
やっぱり私が参考にしていたレシピは水分少な目だったんだと思う。手元にレシピが揃って来たので試してみたいと思いつつ、何となく小麦粉系のものを食べたい気分にならずでなかなか手を付けられずにいる。もう少し寒くなったら食べたくなるのかな。
さて、この公式ブックだけれど、紙版を買うかどうかといえば、多分買わないと思う。類似レシピは他の本でもチェックできるし、そもそも出来上がり図のないものは「作ってみたい」という思いが湧いてこない。日本語版にはすべての料理の写真が掲載されているのかもしれないけれど、だとしても英語版Kindleであれば日本語の本書1冊買うお金で公式本2冊買ってもおつりがくる価格だったので、まあ満足。