Dahlia's book log だりあの本棚

読書で得た喜びをここに記録として残します。 こんな本を読みましたという備忘録として。

#300 英熟語もこう考えれば身につくものなのね!

『英熟語の鬼100則』時吉英弥 著

熟語の使い方から組み合わせ方まで。 

英熟語の鬼100則

英熟語の鬼100則

Amazon

 

以前に読んだこの本に感銘を受けて2作目も購入。1冊目は英文法の本で今までしっかり理解できず謎だったことが「なんだ、そんなことだったのか!」と一気に難しさのハードルを取り払ってくれるような良書だった。しっかり吸収するために定期的に読もうと思っている。

 


2作目も1作目同様100の項目に分かれている。1作目と異なる点は2作目には練習問題が付いていること。例文として挙げられている文章を並べ替える形式だが、たしかに熟語の場合は練習を加えることでより記憶に定着するように思う。

 

英文法の場合は理解できずにいた仕組みに対する謎が少しずつ解けていくような感じだったが、英熟語は表現方法を増やしていく作業のように思えた。絵の描き方を学ぶことに例えるならば、英文法は絵の技法を学ぶのに近く、遠近法や構図の取り方で分かりにくかった部分を例と共にわかりやすくかみ砕いて説明してくれる感じ。「こんなやり方もあるのか!」と楽しくなってきてどんどん読み、100項を読み終わる頃にはすぐに試してみたくなっている。英熟語は色の混ぜ方を教えてもらうことに似ている。持っている絵具の中に水色は最初からセットされてはいるけれど、青+白で水色を作ることができますよ、ということを教えてもらっている感じだろうか。絵具を組み合わせることでこんな色ができますよ!とか、もっと深い色合いならばこう使ってみるものいいですよ、のように一つ一つが組み合わさる時の感じ方を教わる感じだ。

 

実は英熟語は読むのに時間が掛かった。まとめて数項読んでは休み、読んでは休みを繰り返した感じ。単語を覚える作業に似ているのかもしれない。前半に動詞と前置詞を繋げることでできる熟語の説明があるのだが、似たような表現、ちょっと異なる意味の変化になかなかすっと没頭できなかったのだが、後半の比較級や最上級を使った熟語の説明はとてもわかりやすくてすんなりと理解できた。

 

実は、3作目も続けて購入してある。

言いたいことが100%伝わる! 英文法の極意 (アスク出版)

 

ところで2巻目の巻末に時吉先生が昔コメディアンだったとあり大変驚いた。その時のご縁だそうで、英熟語本の帯はパックンがコメントを寄せている。お笑いの土壌のおかげか2冊目も所々にクスリと笑えるところがあり、多才さに驚いた。

 

楽しみながら学習するならば、私には語学が向いているのだと思う。一つ一つが楽しいし、新しい単語を覚えてそれを理解したり使えるようになる時の喜びはとても大きい。時吉先生の書籍を読むともっと楽しまなくては!という気持ちになる。3冊目も早速読み始めなくては。