Dahlia's book log だりあの本棚

読書で得た喜びをここに記録として残します。 こんな本を読みましたという備忘録として。

#286 イギリス生活、こんな謎が潜んでいるそうです。

 『渡英2年うめだまのイギリス自由帳』うめだまりこ著

イギリスでの就職+学生生活のヒント。

渡英2年うめだまのイギリス自由帳

渡英2年うめだまのイギリス自由帳

 

 

今日は上手くAmazonのページがヒットしてきたけれど、レシピ本はどうして上手く貼れなかったのだろうか。不思議。

 

以前のセール時に買った1冊。GW以降マンガを読む機会が増えたように思う。さくっと読めるものもあれば、じっくり読みたいものもあってマンガの世界も深いと思う。本書はイギリスが舞台ということで購入してみた一冊。もともとグラフィックデザイン業界におられた著者が映画関連の仕事に就きたいと一から学び直すために渡英した時の様子が描かれている。

 

著者のデザインは本書のマンガとはタッチが異なりやはりアートの世界。渡英してすぐゲーム関係のデザイン会社に就職しておられる。簡単に就職できたわけではないとは思うが、日本での実績や著者の画力は英国でも大いに通用した証拠であろうと思われる。私はIT関連業界に明るくはないのでどのような方がお仕事されているのかもわからないのだが、本書によれば「オタク」な方々の世界が広がるようだ。Tシャツのデザインすら違うとのことでちょっと面白かった。

 

食生活のお話も少しあり、現地ならではの声が面白い。

 

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確かにイギリスのお料理はとにかく「茹でる」に尽きる。色が抜けるほどに「茹でる」ものが母の味なのかもしれない。とはいえ、著者の留学生活は2016年だからこれでもましになった時代のはず。ジェイミーオリバーの力は大きかったんだろうなあと思わずにはいられない。

 

本書は初めてイギリスでの留学生活を送る方は読んでおくべき一冊と思われる。今や携帯がないと不便どころか生きていけない場合も多いので、海外でどのようにアクセスするかなど具体的な手続きは知っておくべきだし、スーパーでの買い物の秘訣や履歴書の書き方など、ちょっとしたヒントが詰まった一冊だ。

 

笑ってしまったのは、これ。

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確かに(笑)。

 

それにしてもイギリスの同僚の話では、夏休みでまたパンデミックが来そうで怖いとのことだった。5月の頭に規制が緩んで以来、ノーマスクで騒いでいる人も多いらしい。ことにこの時期は留学の準備など渡英を計画している人も多いと思うが、コロナが無くとも大変な海外移住、早く通常の日々が戻ってくることを祈らずにはいられない。